もくじ
10万分の1、22話&23話 感想
※ネタバレ注意です※
Cheese!(チーズ) 7月号 10万分の1、22話 感想
帰りたくなくて新幹線に乗っていた莉乃と桐谷くんですが、行き先も 何も決めてはいなかったのですね。
「なんか逃避行っぽいね」「そうだね」という会話が、2人が現実から目を背けていることを じんわりと感じさせてくるような…。
だけど、楽しそうな莉乃と桐谷くんの姿を見れるのは、やっぱり嬉しいです ^_^。
“星が綺麗なとこ”を目指して長野に向かうことにした2人が、誰にも連絡を返さず、引き返したくない気持ち…、今の2人の心境を考えると応援したくなってしまいました。
他の誰かではなくて、莉乃の笑顔だけを優先する桐谷くんは すごくカッコイイと思います!
それだけ莉乃のことを大事に想っている桐谷くんなのだから、莉乃が隠したって足の調子が悪いこと、気づかないはずがなかったのですね…。
そうとは知らず、迷惑をかけたくないと思いつつも 少しでも桐谷くんと一緒にいたい気持ちで歩く莉乃は、「蓮くんへ」と書いていた絵ハガキに どんな言葉を記したのでしょう?
ふたりで星を見たいという莉乃の願いを桐谷くんは叶えさせてあげたかったのだと思いますが、限界を感じたら莉乃に「ダメだ!」と叫んでいて、桐谷くんもツラいんだなぁ…と思いました >_<。
それでも、「乗って!行けるところまで行こう」と おんぶで星見台を目指す桐谷くん、強くて優しいですね!!!
引き返したくない、この時間が続いてほしい、という気持ちで ここまで来たのは、莉乃も桐谷くんも変わらない。
「最初から そのくらいの覚悟はしてる オレが莉乃と一緒にいたいんだ、誰にも邪魔されたくなかったんだ だからオレと考えてること一緒、オレたち共犯だね」
無邪気に笑う桐谷くんから、迷惑をかけられることすらも 愛おしく感じてくれているんだなぁと伝わってきました ^_^。
2人でいれば それだけでドキドキして嬉しくなる莉乃と桐谷くんだけど、雨が上がって、できれば無事に2人で星を見れたらいいですが…。
この旅は果たして どうなっていくのでしょう??
次回も とても気になります!!!
Cheese!(チーズ) 8月号 10万分の1、23話 感想
雨が止んで、2人で綺麗な星空を見ることができて 本当に良かった!!!^_^。
でも、“また一緒に来たい”、その気持ちを莉乃は言葉に出来ず、(一緒に行けなくなったときのために、覚えていよう)と、必死に目の前の光景を忘れないようにしている心情が切なかったです…。
現実を受け入れるしかないのに、受け入れる覚悟は やっぱり難しくて、この旅を終わらせることが怖くて仕方がない莉乃の気持ち…、分かっている桐谷くんも本当にツラいですよね >_<。
「オレは・・・ 莉乃の力になんて全然なれてない…、オレはどうしてあげればいい?どうしたら強くなれる?、この先 どうやって莉乃の手を引いていけばいい?」
悩んでも答えが出ない桐谷くんの姿に、胸が痛くなってしまいました…。
そんな時に、莉乃と同じALSを患う方と出会ったこと、とても大きな出来事でしたね。
病気の男性も、彼の奥さんも、桐谷くんの焦る気持ちを すぐに理解してくれていて、たくさんのツラい思いをしてきたのだなぁ・・・と すぐに分かります ;_;
「だから君も君のままでいいんだよ、君たちが君たちのままでいる限り 失うものはないんだ、今は乗り越えられなくても いつか乗り越えられる日が来る、大丈夫だ」
偶然の、短い出会いだったけれど、桐谷くんにとって、本当に大きな大きな出会いだったと思います。
千紘や おじいちゃんの優しさに触れて“帰りたい”と思う気持ち、でも まだ決心がつかなくて“怖い”と思う気持ち――――
2つの気持ちで苦しむ莉乃でしたが、桐谷くんが考えてくれた「未来を約束しに行こう」の行動で、莉乃が(私は ひとりじゃない)と気づくことができて安心しました ^_^。
未来の自分たちへの手紙を読むという目標があれば、莉乃は希望を捨てずに頑張ることができますもんね!
「毎年 掘り返して ふたりで読んで笑い合えるように、そのために また来るんだ ここへ、ふたりで、来年だってオレたちなら来れるよ 絶対」
未来の自分たちへ、2人は どんなことを書いたのでしょう?
目印のヒマワリを見ながら、2人一緒にタイムカプセルを掘り返し、そして笑い合って手紙を読む姿を 早く見たくなっちゃいました ^▽^。
来年また来るために、帰ることを決めた莉乃と桐谷くん。
ものすごく不安を感じるモノローグで終わりましたが…、この約束は絶対に果たされると信じてます!!!