Cheese!(チーズ) 11月号 10万分の1、26話 感想
※ネタバレ注意です※
どのような方法で、桐山くんとクラスのみんなで 莉乃のおばあちゃんを納得させてくれるのか、すごく気になっていました!
めいっぱい楽しそうに文化祭を回る莉乃だけど、内心では 桐山くんと離れることを覚悟しようとしていて、その気持ちを隠したまま「蓮くん…、学園祭… 最後まで一緒にいてくれる?」と言う莉乃の表情が とても切なかったです >_<。
でも 実は転校の件を知っている桐山くんは、莉乃とは違う意味の覚悟で、莉乃以上に覚悟を決めて、「もちろん ずっといるよ」って言ってくれたんだと思うと、嬉しくもなりました。
莉乃のおばあちゃんは、莉乃が心配だから あまり頑張らないでほしいのですよね。
まだ莉乃は 心の準備ができていないのに車椅子に乗せようとする おばあちゃんは、知らずに莉乃を悲しませてしまっていて、危ない危ないと言う度に 莉乃を窮屈にさせてしまっているなぁ…と思いました…。
だけど、それも 大好きなおばあちゃんの優しさだから、莉乃は何も言えなかったのでしょうね。
クラスのみんなも おばあちゃんに何かを言える立場ではなくて、だから みんなは莉乃の楽しそうな顔を おばあちゃんに見せることで納得してもらるように、そして莉乃を楽しませて 本音を言う勇気をあげるために、ミステリーツアーを企画してくれたんだろうなって思います。
特製の台車での移動だったは、莉乃の負担にならないように という心遣いですよね ^_^。
“案内人”として 台車を押すクラスの男の子が、山本さんが、剣道部からの助っ人2人が、千紘と比名瀬が、桐山くんが、莉乃に 笑顔と元気と勇気を与えてくれていて、本当に感動しました!!!
みんなの優しさは、莉乃の力強い手助けとなってくれていますね。
案内人のヒントや そのヒントに対しての莉乃の反応が面白かったのと、おばあちゃんが途中からノリノリだったことには笑いました*≧▽≦*
おばあちゃんも楽しめて、莉乃は毎日ステキで頼もしい人たちと過ごしている と知ってくれたから、この学校で卒業したいという莉乃の気持ちを おばあちゃんにも応援してもらえるようになったのだと思います。
「おばあちゃん 莉乃ちゃんを心配するあまり 大事な宝物を取り上げるところだった…、私は まだまだ元気だもの いつでも何があっても すぐに飛んで会いにくればいいんだものね」
心から納得してくれて、莉乃の治療に役立ててほしいと預金を託してくれた おばあちゃんの優しさに、思わずウルッとしてしまいました ^_^。
莉乃にとって この日の文化祭の思い出は、みんなと乗り越えられたという経験は、かけがえのないものになってくれたでしょうね!