31☆アイドリーム、4巻 感想
※ネタバレ注意です※
るーくんと付き合うことにしたと千影に報告されて、都北くんはショックを受けつつ祝福するのですね・・・。
そうですよね、都北くんは止める立場にはいないのですものね・・・。
でも、あの頃告白できていたら―――なんて考えてしまっているのに、(俺にはヒナがいるんだから)というのは逃げてるだけのような気がして、ヒナさんにも失礼だと思いました。
今回も結果として、るーくんとは上手くいかなかったので、千影が一体誰と幸せになるか分からずハラハラしていくストーリーの、その最後、最後まで側にいる都北くんとくっついてくれる事になるんじゃないのかなぁという気がします。
アカリに恋する素直なるーくんは本当に可愛らしかったですが、彼はまだ仕事と恋を両立できるほど大人ではなかったのですね。
一人の女の子のために頑張ること、それはアイドルとしては未熟だということでしょうか・・・。
彼の恋、そして好きになりかけていたという千影の恋も、悲しい終わり方でしたが、お互いの成長に繋がる経験だったと思います。
まだ幼くてアカリの嘘を見抜けなかったるーくん・・・、いつかアカリの優しさに気付くんじゃないかなぁ、気付くといいなぁ。
最初は、反発していたるーくんが慕ってくれたことに、千影は喜びを感じているだけかと思いましたが、そうではなくて本当にるーくんに惹かれていたのですね?
本当は年齢差がある2人ですが、ちゃんと内面で惹かれ合っていたと思います。
実は双子だった、るーくんとゆこちゃん。
弟?お兄さん?をフッたアカリに対して、ゆこちゃんの当たりが強くなったりしないかな・・・?というのが次巻の不安要素です。
るーくんが、きっとまたアイドルとして頑張る気持ちになって終わってくれたと思うので、大丈夫かもしれませんが。
そしてマスコミ対策として、女装したるーくんとアカリのデートシーン。
後をつけている響と都北くんに笑いました!
でも、響は一緒に来ていた小夜歌ちゃんを優先していて、やっぱり彼にとっての一番は家族なんだなぁとも分かるシーンだと思います。
一方で、いい感じのアカリとるーくんにモヤモヤしっぱなしで、ずっと後をつける都北くん。
怪しいと思われても仕方ありませんね(笑)
面白くて笑えると同時に、そこまでするなら早く気持ちを認めちゃえばいいのに!なんて思います!
まだ逃げずに15歳の「あかり」として頑張ることを決めていた千影ですが、31歳としての仕事も充実してきました。
それに、花美ちゃん!すごいカワイイ人!魅力的な女性!
この巻を読んで、大好きなキャラになりました。デートの相談に乗ってくれるところが、優しいし面白くて可愛いです!実際に参考になるかは別として(笑)
感情的になったり子供っぽいところがありますが、それだけすごく純粋な人だということが分かりました。
そして彼女は、千影のことをとても好きでいてくれているのですね?だから千影が自分のために力を出そうとしないことが悔しいのですね?
花美ちゃんと本当はすごくいい友情を築けるはず。31歳の千影にだって素晴らしい出来事はいっぱい存在しているはず。恋愛だって・・・
そのことにもっと気づいてほしいなぁと思いました。
まだまだこの後の展開が読めず、とても気になります!
ゆこちゃんとの対決もそろそろでしょうね。
5巻の発売が楽しみで待ち遠しいです。