チョコレート・ヴァンパイア 27話・28話 5巻ネタバレ注意

投稿日：2017年12月6日更新日：2018年4月27日

チョコレート・ヴァンパイア、27話＆28話　感想

※ネタバレ注意です※

そうであってほしくない、と思っていたのですが、霞と白銀兄妹は繋がっていたのですね… >_<。

もちろん霞だって好きで言いなりになってるわけではないのだから、“繋がっていた”という表現は少し違う？かもしれませんが。

「約束どおり雪と千代ちゃんの契約は切らせたぞ、取り引きにその子を巻きこまないでくれ」

“その子”とは、人質にとられている日葵ちゃんのことを言ってるのでしょうか？

たしかに霞の判断や行動は、雪の言うとおり“裏切り”だけど、「千代を守る」という目的だけしか見えてない雪よりも冷静…と言うしかない状況なのですよね T_T。

「俺が動き始めた時点でもう手遅れだった、毒は学園全体へ蔓延、雷火や霖…そして今フラッシュ状態になり苦しんでいるヴァンプ達を救うには、白銀家が持つ解毒剤を使う以外方法がない」

このまま放置すれば毒の影響で失血死…、霞だってツラい決断だったに決まってます…。

だけど、この状況の中千代ちゃんに「ごめんね…」と謝るのは、逆にあまりに非情だなぁと思いました >_<。

霞の判断は仕方なかったと言うしかない、だから千代ちゃんは何も言えないのに、謝られたって…。

雪が納得できないのは当然だと感じましたし、琥珀のあおってくるような発言に激高するのも当たり前だけど、しかしその結果が、千代ちゃんが覚悟を固める決め手となってしまったことがもどかしいです T_T。

深手を負った体で、白銀兄妹に敵うはずありませんもんね…。

「やめて！私白銀に行くから…！！」

正直、やはりそうなってしまうのか…という気持ちでいっぱいになりました >_<；

いちばん不安なのはもちろん千代ちゃんのはずなのに、それでも何とか笑っていたのは雪を少しでも安心させてあげたかったからですよね、泣きそうになります…。

「平気だって、絶対隙を見て逃げ出すから…、だから…雪、帰ってきたら、また私と、“紅血の契約”してね」

千代ちゃんがどんな気持ちで、その言葉を言ったのか想像するだけで切ないのに、雪の目の前で千代ちゃんは紅と紅血の契約――――

千代ちゃんも雪もものすごい屈辱を受けたでしょうし、精神的にかなり堪えるのでは…。

さらにハラハラの展開になっていき、一体この後はどうなっていくのか @_@；

次回も気になりすぎます…！！！

紅血の契約は相手によって、千代ちゃんの感覚がまったく違ってくるのですね。

気持ちの問題なのかな…、雪じゃないから気持ち悪く感じるのかな、と思いました。

でも、どうであれ契約は契約で、千代ちゃんはもう紅に逆らえないわけですよね >_<；

それを雪が冷静でいられるはずがなくて、でも体は限界で、そうなった時に霞の本気の怒りが見えたこと、嬉しく感じます。

霞がやったことは、きっとものすごく悩んだ上で判断したことであって、仕方がなかったというのは分かっていたのですが、それにしたってやっぱりヒドいのでは、非情なのでは…という気持ちが拭えませんでした…。

だけど今回、どこまでも用意周到な白銀兄妹に対し霞は怒りの感情を隠さなかったこと、千代ちゃんに「必ず助けに行く」と言ってくれたことで、やっぱり霞は頼もしい味方なんだな、と確信を持つことができて嬉しかったです ^_^。

「千代ちゃんは篝月家にとって…雪にとっても、かけがえのない大切な存在だ、だから必ず連れ戻す、毒に侵されてしまったヴァンプ全員の解毒を終わらせたら…ね」

霞が言うならきっと大丈夫、そう思わせてくれる力が霞にはあるなぁ、なんて思いました！

千代ちゃんと雪の精神的なダメージがすごく心配だったけれど、千代ちゃんは霞の言葉を信じることで希望が持てたはずですし、雪はそんな千代ちゃんからのキスと言葉で、ここで千代ちゃんが奪われてもそれで終わりじゃない、と思えるようになったのではないでしょうか？

千代ちゃんの「雪のそういう諦め悪いとこ、ほんとウザい…」は褒め言葉で、「ば――か」にはしっかりしなさい！の意味が込められてる気がしました。

泣きながら千代ちゃんの腕を掴む雪が、すごく切なくてすごく不安になったけれど、千代ちゃんが雪の涙を止めてくれて、千代ちゃんは弱気な顔を見せないで去って行って、本当に格好良いヒロインだと思います！！！

白銀学園で暮らすことを強制される展開ですが、どんな場所でも千代ちゃんは千代ちゃんらしく居てくれるんでしょうね。

だけど、もちろん千代ちゃんだって本当は怖いはず…、できる限り早く千代ちゃんを助け出してほしいです…！>_<。