Kiss(キス) 3 月号 パーフェクトワールド、37話 感想
※ネタバレ注意です※
長沢さんが待つ自宅に帰った鮎川。是枝くんと会ったことを報告し、つぐみとのことも 報告しようとしてました。
何を言おうとしているか もう分かっている長沢さんは、聞かずに帰ろうとしますが、鮎川の背中から 血が流れていることに気づき…。
急いで病院へと向かい、褥瘡が急激に悪化している上に、初期の敗血症を起こしている可能性がある、と医師に説明される長沢さん。
命に関わる状態の鮎川、手術に踏み切ることを勧められ、まずは敗血症の初期治療のため 入院することが決まりました。
熱が上がって苦しそうに眠る鮎川の隣で、長沢さんは 呟きます。
「私、ここにいなきゃいけないよね? 必要だよね?」
長沢さんと鮎川が初めて会った時、鮎川は 曇ったガラス玉のような瞳でした。
また、全体的に 患者さんたちの意欲を引き出せていないことに、思い悩むリハビリスタッフの方々…。
そこで長沢さんは、理学療法士の先生たちに みんなで「よさこい」を踊ることを提案します。
患者さんたちに 楽しんで前向きになってもらうため、鮎川も何か変わってくれるかもしれない という希望を持って、練習をしていた先生たち。
特に、長沢さんは運動神経がないようで、必死でした。
そんな様子を見ていた鮎川は、「よさこい」発表の場に ちゃんと来てくれます。
見事に長沢さんたちが踊りきり、長沢さんの演説を聴いた鮎川は その後、意欲的に リハビリに取り組むようになってくれたのです。
そして、長沢さんは 舞台のあとに鮎川が初めて見せてくれた笑顔に、囚われていました。
「障害」があって当たり前の関係である 鮎川との強い絆を信じ、鮎川の人生の そばにいたい、見守りつづけたい、と願う長沢さん。
そんな長沢さんは つぐみに鮎川のことを連絡し、病院に到着した つぐみを、真っ直ぐに見つめています。
(二人が一緒にいたって、前と同じことの繰り返しじゃないの? あの時から、なにが変わったのか 私に見せてよ?)
つぐみは 長沢さんに、なにが変わったか見せることができたら、長沢さんは つぐみと鮎川の関係こそ なにより強いのだと、認めてくれるでしょうか。
そうなってくれたら いいな…と思います。
鮎川の容態が非常に悪くて 不安しかない展開ですが、きっと つぐみが“あの時から 変わった姿”を見せて、安心させてくれるはず!
次回 38話は5月号ですね、待ち遠しいです!!!