Sho-Comi ショウコミ 2号 兄に愛されすぎて困ってます、56話 感想
階段から落ちてしまったセトカ、意識もあるし ケガもなさそうだから大丈夫、とは言われても 心配になるに決まってます…。
病院について行くことすらできない北斗が、すごく可哀想でした >_<。
北斗がセトカの兄だと知っている人は 今のところ、北斗にとって敵であるハルカしかいない状況で、だから自分1人で全て抱え込もうとして 自問自答してばかり…なわけですよね 北斗は…。
セトカを守れるのは僕だけ、その強い気持ちが 空回ってるように見えちゃいました T_T。
矢高の家に引き取ることを 勝手に決めたり、いよいよ強引な手段を考え始めていましたし…。
だけど、病院で セトカとハルカの会話を聞いて、北斗の気持ちが変わったのですね。
「…俺は家に戻ったほうがいいか? 一緒にいれば 守ってやれる…」
ハルカが ちゃんとセトカのことを考え、守ろうとしている男だと、ヒドイ男なんかじゃなかったんだと、北斗が気づけたことが まず大きかったと思います ^_^。
そして、そんなハルカに守られてばかりじゃなくて、セトカもハルカを守ろうとしてること、セトカは まだまだ小さな女の子だと思っていた北斗にとって、すごい衝撃だったんだろうな、と感じました。
「――――私、絶っ対 負けないって決めたの! ここで私が 足をひっぱって、全部がムダになっちゃったら、胸をはって お兄のこと、好きって言えなくなっちゃうでしょ?」
「だから お兄は、私を信じて! 何も知らないふりしてて!」
セトカの心の強さと、ハルカがセトカを信じ 待つことを約束してくれたことに、思わず感動してしまいました…!
北斗も、そんな2人を別れさせようだなんて、もう思わなかったのでしょうね。
だけど そうなると、北斗だけが 虚しい思いをしなくちゃいけないわけで・・・。
北斗にも 優しいご両親がいる、だけど北斗は ずっとずっと、セトカに会うことだけを夢見て、クリスマスや誕生日に セトカのプレゼントを用意していて、なのに渡せないプレゼントが 渡せないままなんて、そんなの悲しすぎます!!!>_<。
セトカに会いたかった という気持ちには、間違いなんて あるはずがないのに…。
(――…でも最後に 1つだけ)(僕がせとかにできるプレゼントがある――――…)
それって、あの噂を流したのは自分だということにして 全ての責任を背負う、ってことなのでしょうか!?!
たとえセトカが いつの間にか成長していたとしても、たとえセトカに 守ってあげたい大切な人ができていたとしても、セトカのために 北斗だけが出来ること、もっと違う方法を探せば いっぱいあるのでは…、北斗だけが苦しむ道を選ばなくたって いいはずでは…なんて思えてきて、悲しくなってしまいました T_T。
だけど、そこまでしてセトカを助けてあげたい と思う北斗の気持ちは、とても格好いいなぁ とも感じます。
セトカも、ハルカも、北斗も、みんなが幸せになってほしいです!
ついに次号、最終回とのことで どんな結末になるのか、とても気になります!!!