Cheese!(チーズ) 4月号 私は天才を飼っている。、24話 感想
※ネタバレ注意です※
瑚花と賀上社長の対面によって、誤解を解きたいと思い 動いた瑚花のおかげで、賀上社長の 本当の気持ちが明かされましたね。
賀上社長の思惑、浬を“見はってた”というより “見守ってた”という方が正しいのではないでしょうか。
昔から仕事に生きて 敵を作っていた賀上社長が、ついに刺される という酷い経験をして、でも その結果、看護師の咲さんと出会えた事は、今でも賀上社長にとって 忘れられない運命的な出来事だったのだと思います。
幸せな結婚を夢見ている咲さんと、結婚もビジネスと考え 婚約者がいる賀上社長。それでも賀上社長は 気持ちを止められなかったから、後に浬が生まれることになったのですね。
体を重ねても 恋人同士になれたわけではなくて、賀上社長の指輪を見て 悲しむ咲さんが、耐えられず “ごめんなさい。”と書き置きをして去っていったことは、そうするしかなかったんだろうな…と感じました。
だけど賀上社長が その後、ビジネスではなく咲さんを選んでくれていたら、すぐ咲さんを捜してくれていたら、何かが違ったはずなのに…とは考えてしまいますね…。
子供が生まれることになるとは知らなかったので、咲さんのためを思って 捜さなかったのかもしれませんが。
数年後に 浬と咲さんと見つけた賀上社長は、“ただ何でもいいから繋がっていたい”という気持ちで 浬の援助を申し出ていたのに、それが思わぬ形で壊されてしまっていたことには すごく悲しくなりました…。
咲さんとの過去の関係も、浬の存在も知っている 賀上社長の奥さん。酷いことをするけれど、しかし 追い詰めてしまったのは賀上社長自身だということが、なんとも切なくなります >_<。
「取り消すなら あの子から盗んだと騒いでやる、あなたの会社は信用を失くし あの親子の平穏も失われるでしょうね」「今度は許さないから」
浬のプログラムを 賀上社長が開発したことになっているのは 奥さんの差し金で、しかも、浬たちが逃げるような生活をしなくちゃいけなかったのも 奥さんのせい。
だけど、賀上社長は それら全てを“自分の責任”だと思っていることが、すごく伝わってきました。
「咲が亡くなった時、私は浬を引きとらないかわりに 妻にも彼に手出ししないよう約束させた」「誤解なんて 何もない、私は本当に酷いことをしたんだ」
「浬が私を恨んでいるのは当然だ、復讐を望むなら そうすればいいと思っている」
賀上社長の 優しさも覚悟も感じますが、そんなことより 咲さんの夢を叶えてあげて、と言った瑚花の笑顔が やっぱり最強です!!!
「浬と仲直りしましょう!」「だって家族で支えあって 仲よくしてほしいって夢なんでしょう?」
あんなに賀上社長を しごろもどろにさせちゃう人、今は瑚花の他に いないのではないでしょうか?*^_^*
瑚花の ふわふわした雰囲気に、賀上社長が 穏やかな顔を浮かべているところ、浬とソックリだなぁ なんて感じました!
すっかり 瑚花と賀上社長は打ち解けて、さっそく 浬と賀上社長の再会――――と思ったのに、まさか このタイミングで、また賀上社長を刺そうとする敵が!?!
賀上社長を庇ったことで 怪我を負ってしまった瑚花…、かなり強く頭を打ってしまった様子ですね…。
瑚花の容態が ものすごく心配だし、目の前で瑚花が倒れていて 冷静でいられるはずもない浬が、こんな状況で賀上社長と会ったら どうなってしまうのか…、次回が気になりすぎます!!!