Cheese!(チーズ) 10月号 10万分の1、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
ついに今号で 最終回。莉乃のお腹が すっかり大きくなっているところから始まっていて、もう読み始めた直後から 泣きそうになっちゃいました…! ^_^。
献身的に、そして 楽しそうに、莉乃のお世話をしてくれる 桐山くんの優しさには、キュンとしますね♥
莉乃が からかってきたら、笑顔で仕返しする桐山くんは 怖いですけど(笑)
いよいよ 莉乃の出産が始まった時は、何だか こっちまで緊張しちゃいました >_<;
病院まで 桐谷くんがついててくれるから 心強いとはいえ、大変なものは 大変ですもんね…!!!
分娩室にて 痛みや苦しみと闘う 莉乃の姿を見ていたら、思わず 声援を送りたくなりました。
誰でも出産は 大変なものだけど、莉乃の場合 手に力が入らないから いきめない…となると、なおさら 大変だと思います。
分娩室の外で待っている桐山くんも、不安との闘いですね…! 駆けつけてくれていた 比名瀬も!
ふたりとも、心配で仕方ないのが 手の仕草から伝わってきます。落ちつかなくて 乙女みたいになってる 2人の手(笑)
だけど、分娩室の中から聞こえてきた 莉乃の大声が「焼肉食べた~~~~いっっ」では、そりゃ一気に 呆れた顔にもなるでしょう ^▽^;
看護師さんに「我慢しないで 大声出していいですよ」とは言われていたけど、まさか 食べたいものを叫ぶとは(笑)
「イチゴも食べる~~ オムライスも――― ハンバーグも――っ 生まれたら絶対食べるうぅぅ だから出てこ~~~~い…」
食いしん坊の莉乃らしくて 面白いし、桐谷くんと比名瀬の “なんだ それ” みたいな表情に笑っちゃいました!!!
でも、…無事に赤ちゃんが産まれた直後でしょうか? 莉乃の、泣きながら 笑っている顔、母になった瞬間の表情には、すごく グッとくるものがありますね ^_^。
自然分娩にした 莉乃の思い、きっと将来 子供たちにも伝わるだろうなぁ、と思いました。
双子の 男の子と女の子、その可愛さに 千紘も比名瀬もメロメロじゃないですか~!*^▽^*
桐谷くんから 子供たちのことを任せてもらえて、むしろ 嬉しかったかも?
そして 莉乃だけを別室に連れて行った桐谷くん、子供が産まれた後も 莉乃を労る気持ちは 何も変わりませんね。
焼肉や イチゴや オムライスや オムライス、莉乃が食べたがっていたものを ぜんぶ用意してくれた上に、「お疲れ様の意味もあるけど、恋人同士の頃を変わらず ふたりで食べよう」と言ってくれる優しさに 感心しちゃいました ^_^。
いつまでもイチャイチャしてたら おかしいよね、なんて莉乃の発言を、桐谷くんは 行動で否定してくれたんだと思います!
五平餅を食べたら 去年の旅行を思い出すし、アイスを食べたら 寄り道したときの事を思い出す 莉乃。食べ物で 大切な日々を思い返せるって、とてもステキな事なんだなぁ、と感じました。
だからこそ、桐山くんは 五平餅やアイス、それに おむすびも用意してくれたのでしょうね!
“蓮くんの おむすび” を食べさせてもらいながら、桐谷くんへの愛で 胸がいっぱいになっている莉乃は、間違いなく 幸せな時間を過ごしています ^▽^。
数年後の莉乃は、体を動かす事も ほとんど声を出す事も出来なくなっていたけれど、桐谷くんの背中が 莉乃の特等席になっているから、子供たちが 賑やかさを届けてくれるから、楽しい ステキな思い出は ずっと増え続けているんだろうな、と思いました。
体の自由が奪われてしまった 莉乃の姿には、正直 悲しく切ない気持ちになるけれど…、でも 心の自由は絶対に奪われない莉乃の強さ、そして 家族4人の笑顔は、本当に感動します…!!!
本当の本当に 最高のハッピーエンドでした。こうして 素晴らしい結末を迎えてくれたからこそ、沢山の人に 読んでもらいたくなる作品ですね。
10月頃 発売予定とのことの、単行本も 必ず買おうと思います!