虹、甘えてよ。 9話・10話 3巻ネタバレ注意

投稿日：2018年4月25日

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虹、甘えてよ。、9話＆10話　感想

※ネタバレ注意です※

強引にキスをされたことで、いつも岳に手加減されてたことをこんな形で実感することになって、虹はすごく悔しい気持ちなんだろうな…と思いました。

一方的に「好きだ」と気持ちをぶつけてくる岳に恐怖心だってあったはず。それなのにドキドキしている自分に対して戸惑う、虹の涙…。複雑で切ないですね >_<。

岳のことを「…絶対許さない、許したくない」と日和に言ったのは、岳にもっと強く抱きしめられたい、と思った自分の感情を否定したいから…？

どうして誰も自分の気持ちを分かってくれないのか、岳と日和さえ分かってくれないのか、という気持ちがあるから、虹は岳に惹かれる気持ちを認められず、ものすごく苦しんでいるのだと思います…。

「日和は岳に味方したいんだよね？　それでもいいよ、でもわたしは、じゃあもう日和とも友達ではいられない！」

虹は、退部届を出してしまうし岳と話をしようとしない。それを桐生先生がチャンスだと思っているのなら…、またしても虹の大ピンチなのではないでしょうか！？！ @_@；

「教師とはいえ、男と2人でいると怖くて当然なので、降りたくなったらすぐ言ってくださいね」

「なんで…、先生はそんなに…、わたしのことわかってくれるんですか…？」

わかってるフリして弱った虹の心に付け入るため、なのではないでしょうか T_T。

警察が痴漢事件について捜査を進めていて、多少の目星はついてきたみたいだし、本当に桐生先生が犯人なら一刻も早く捕まえてほしいですね。

一昨年もあった同じような事件と同一犯の可能性が高い。だとすると近所に住む人間か、それとも若田部高校の関係者か…と、警察は考え始めているんだと思います。

それから、今回は日和の気持ちも切なくて、可哀想でしたね >_<。

岳は日和の彼女である虹にキスしたことを後悔し、殴る権利がある日和に自ら殴られようとしていたけど、そうやって岳が何にも日和の気持ちを分かっていないことで、日和を苦しめていて…。岳が何も分かってないのは無理もないですが…。

（素直で、バカな岳、オレにお前を殴る権利なんか、どこにもないのに、あるはずないのに）

それでも虹に触れてほしくない、っていう感情は日和の勝手な独占欲であって、それを自覚している日和の「…オレ、最低だ…」が本当に切ない T_T。

嘘の恋人の立場を利用して岳の気持ちに釘を刺してしまった上に、虹から「もう日和とも友達ではいられない！」と言われてしまった日和もまた、どうしたらいいのか分からないでいるのではないでしょうか…。

虹が桐生先生の車に乗ってしまった事、岳と日和がすぐに気づいてくれていて安心しました。

自転車で懸命に追いかける岳が格好良いですね！　走ってる車を蹴るなんて無茶苦茶だけど、虹のためにそこまで必死になっているんだと考えると、さすがだなぁって思います。

虹も、「降りろよ」と息を切らせている岳にときめいてましたよね！＊≧▽≦＊

でも無茶をする岳が心配だし、岳がそこまで必死になる理由が分からなかったから、虹は怒っていたのでしょうけど、桐生先生の「ククッ」という小さな笑い声に反応して急に怯え始めた…？？

だんだんミスリードのような気もしてきたのですが、やっぱり犯人は桐生先生なんでしょうか。

日和が虹を送る事も、もちろん桐生先生が送る事も納得できず、「嫌だ嫌だ嫌だ！」と子供のように駄々をこねる岳はたしかに格好良くはなくて、でもだからこそ、虹を守りたい気持ちが真っすぐに伝わってきました＊^_^＊

「もう一回だけ友達に戻るチャンスをあげる、わたしに指一本触らないで」「ちょっとでも触ったら、終わり」

そう約束して電車のホームに立った虹と岳だったけど、虹が感じている恐怖や苦痛、不安や疲れを知って岳が約束を破った事、すごく岳らしいと思います。

「抱きしめたい」「抱きしめたい、つーか抱く」

岳の事を「大嫌い。」と冷たい目で言っていた虹ですが、“こんなわたし見ないで”という感情がそんな嘘をつかせていたのだろうな…なんて気がしました。

だから、岳に抱きしめられた虹は不快なんて感じていないはず。

お互いの匂いを感じながらドキドキしている虹と岳の関係は、ここからどうなっていくのでしょうか？　次回も気になります！！！