憧れのエリート校に入学したのに、夏休みの補習に引っかかった鈴。落ち込んでいると、同じく補習になった清登に「夏の思い出を作ろう」と誘われる。一緒にたくさんの時間を過ごして、清登への気持ちが高まった鈴は、「夏が終わっても遊びたい」と告白。
でも、家事や育児に追われる清登の返事は「してくれる人がいるといいね」だった。雨の中、疲れ果てながらも弟妹を気にかける清登を目撃し、鈴は彼を自分の傘に入れて…。
12時間目|よい子の恋よ
最終話の注目シーンをPickUp! 勝手に販売促進😊
「自分勝手じゃないよ。そばにいたい、話聞きたいなって、わたしも思ってるから。わたしのいいことは、清登くんと一緒にいることだよ」
清登くんはそのあと、ぽつぽつ今までのことと、家族の話をしてくれた。
もくじ
3巻(最終巻)最終話|デザート2024年5月号
ずっと一緒にいようね。
『5月号の旗谷澄生先生のコメント:見守ってくださった読者の皆さまありがとうございました、最後まで楽しんでいただけてたら嬉しいです!』
3巻11話|デザート2024年4月号
ついに清登の事情に近づいた鈴だけど…?たくさんのものを抱える清登は――?
11時間目|水平線
自分のままで、君にめいっぱい触れられたなら、少しは愛しさが伝わるだろうか。
「もう勘弁してよ……、俺ちゃんとやってるじゃん。全部思いどおりにはならないんだよ、みんなそうなんだよ。ひな…お願い、帰ろう」
「清登くん!」
「あ…水落さん、あの…昨日」
「大丈夫?なにか困って…」
「困ってない。ごめん、ちょっと今急いでて…。ひな行くよ」
「待って、清登く」
「大丈夫。ごめん、昨日もごめん…」
『4月号の旗谷澄生先生のコメント:引きこもってる間にめちゃくちゃ雪が積もってビビりました!』
次回5月号、見逃せない最終話!やっと向き合う2人が話すことは…?
3巻10話|デザート2024年3月号
一緒に朝日を見て、バイトをして、線香花火と天体観測で距離が縮まって、清登への気持ちが高まっていく鈴。最終日に「夏が終わっても遊びたい」と告白したけれど、清登の返事は「してくれる人がいるといいね」だった。混乱の中、清登がうなじにキスしてきて…?一方、虎太朗と杏莉は――?
10時間目|誰にも言わないでね
爆発しろ、恋と青春。その心臓を止めずに走れ。
「…なんで誰にも言ってない話、あたしにするの」
「…東条さんも知らない話してくれたから、お返し、的な…」
「あ――なんかほんとにキモい、帰ります」
「虎太朗、下駄箱に虎太朗いてよかった。起きた時一人じゃなくてよかった」
「よかったなら…よかった。」
『3月号の旗谷澄生先生のコメント:明けましておめでとうございます!健康第一で今年も頑張ります!』
次回11話は4月号、制服のまま見る昼下がりの横断歩道。次号、ついに清登の事情に近づく鈴ですが…?