37.5℃の涙 65話・66話 17巻ネタバレ注意

投稿日：2019年9月30日

Cheese!(チーズ)　10月号　37.5℃の涙、65話　( case 52 )　感想

※ネタバレ注意です※

瑚子ちゃんを助けるため、心肺蘇生を行う桃子。瑚子ちゃんのお母さんは AEDを取りに行きます。

救急隊員の指示があるまで心臓マッサージと人工呼吸を繰り返さなくてはいけませんが、しだいに桃子は疲れてきて押す力が弱ってしまい…。

心臓マッサージだけ瑚子ちゃんのお父さんに交代してほしいけれど、真鍋さんは完全にパニックになってしまいました。

何とか真鍋さんを落ち着かせようとする桃子。その時、リトルスノーからの着信が鳴ります。

その音で冷静になれた桃子は、焦って落ち着いていないのは、自分だという事に気づけたのです。

「お父さん、心臓マッサージを　交代してください」

「いや…でも…、俺…また…、余計なことして…　間違ったことして…、瑚子に…、何か…、あったら…、俺…」

「大丈夫、お父さんなら　大丈夫　瑚子ちゃんは今ひとりでがんばっています、お父さんもそれを…　手伝ってあげて…、お父さんも…　一緒にがんばってあげて――――…」

桃子の言葉で落ち着く事ができた瑚子ちゃんのお父さんが心臓マッサージを行い、桃子は指示をしながら人工呼吸。

そして、瑚子ちゃんのお母さんが持ってきたAEDで電気ショックを与えると――　瑚子ちゃんは呼吸を取り戻す事ができました…！！！

瑚子ちゃんは大丈夫、救急隊が来るまでの処置が正しかったので脳に損傷も見られなかった、とお医者さんに言ってもらえたため、真鍋さん夫妻は喜びの涙を流します。

だけど瑚子ちゃんの病室に入る前、旦那さんは奥さんに、これまでの事を謝罪しました。

「…今思えば…　楽な仕事なんてないのに…、瑚子がいる時あんな大変だったなんて…　だから…本当…っ　瑚子を…、

あんな目にあわせて…　ごめんなさい…、酷いことを言って… ごめんなさい…、

食器だなんて… 洗濯物なんて…　どうでもいい…、瑚子と君が元気に笑ってくれてるなら…　それだけで…いい…」

その後真鍋さん夫妻は、正しい処置をしてくれた桃子に、心からの感謝を伝えたのです――――

今回はとにかく、読んでいてヒヤヒヤしました…！　数分で命にかかわる窒息事故、その怖さがよく分かりました >_<；

だからこそ、瑚子ちゃんが無事でめちゃくちゃホッとしましたし、夫婦の絆まで修復できて、本当によかったですね。

真鍋さんたち 3人家族を助けた桃子、さすがすぎます…！ ^_^。

でも、桃子だってものすごく怖かったはずだと気づき、たくさん桃子を褒めてくれる朝比奈さんは、やっぱり桃子の一番の理解者で、真っ先に支えてくれる人なんだなぁ、と思いました！！！

朝比奈さんの優しさがステキすぎて、読んでいるこちらも泣きそうになっちゃいます ^▽^。

桃子の部屋の隣に住むご夫婦に、赤ちゃんが産まれました！

新婚さんの川野辺さんとはたまに挨拶するぐらいだったけれど、赤ちゃんを抱くお母さんの思い詰めている様子が気になり、声をかける桃子。

実は川野辺さんの奥さんは、母乳について悩んでいたのです。

赤ちゃんは母乳で育てなければいけない、お母さんになったなら母乳は出て当り前、と思い込み苦しんでいます…。

しかし、桃子には川野辺さんを納得させられる程の母乳の知識がありません。

そこでめぐみさんに相談したところ、「教えてもらえばいんじゃない？　母乳のプロに」とアドバイスをもらいました。

桃子は川野辺さんご夫婦と一緒に、産婦人科の母乳外来へ行きました。

すると、少し怖そうな助産師さんが川野辺さんの奥さんの胸を診て、乳管があんまり開いていないだけだと、あっという間に母乳が出にくい原因を特定してくれたのです。

「大丈夫、大丈夫だよ、私に任せな」

その言葉どおり、助産師さんは川野辺さんの悩みを見事、解決してくれました。そして――――

「母乳はね、そりゃあたくさんメリットあるさ　「母乳が出るなら母乳で育てたい」って思う親は大勢いるさ、でも「母乳のほうが賢く育つ」とか　「母乳じゃないと母親失格」とか、

そんな外野の言葉に惑わされないで、この子にとって本当に何が一番いいのかを考えな、とりあえず私は　溜め込まないで笑顔でこの子に接するのが、一番だと思うよ、

大丈夫　またなんかあったらすぐおいで、この子のためにたくさんたくさんがんばったねぇ　いいお母さんだ、

なぁに　この子にとっては最高のお母さんだよ」