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Sho-Comi ショウコミ 21号 チョコレート・ヴァンパイア、66話 感想
※ネタバレ注意です※
（僕の吸血欲求さえ なければ あんなひどいこと 起こらなかったはずなのに……）
自暴自棄になってしまっている 霖は、どこに向かっているのか 自分でも分かっていません。
そして、操られて 正気ではない ヴァンプと遭遇し、刀を 振り下ろされそうになっても、抵抗しようとしない 霖。
“死んだら 全部 忘れられる……” という感情に 飲みこまれてしまっているのです。
そんな霖を 助けたのは、諏訪 冬伽でした。彼は 霖に、「死にたいの？」と 問いかけます。
霖が 答えに詰まっていると、再び 刀を振り下ろしくる ヴァンプ…！
冬伽を守るため、先程とは違い ヴァンプの攻撃を避けた 霖。さらに、冬伽を抱えて 逃げる、という行動に出ました。
ヴァンプから ひとまず離れる事ができたので、霖は 冬伽を下ろし、「あの人は たぶんヴァンパイアしか 狙ってないはず、巻きぞえになる前に 走って逃げてね」と言います。
ところが 冬伽は、霖の手を掴み――――
「待って、死ぬつもりだよね」
「っ…！？ ち…違うよ そんなんじゃ」
「俺も死にたいから 一緒に死のうよ」
「えっ…」
「あいつが君を狙ってるなら、君と一緒にいないと 俺は殺してもらえない、自分で死ぬのって 結構 めんどくさいよね、行こう」
そう言って 冬伽は、霖の手を引き、操られているヴァンプへと 近づきました。
冬伽が 殺されてしまう―――― 霖は 冬伽を守るために、今度は ヴァンプと戦おうとします。
「なんで かばうのさ」
「僕の目の前で 死なないでよ！！ もうやだっ…、もう…誰かが傷つくの 見たくないのに…！」
「…何それ もしかして…それが死にたい理由？ くだらない…」
「くだら、ない…？」
「君の弱さを 俺に押しつけないでくれる？ 俺は ちゃんと死にたい、いい？ 俺はこれで救われるんだ 傷ついていない、だから先に 死なせてもらうよ」
霖は、冬伽の言葉のせいで 戦う気力を失っているように見えました。
しかし、そうではなかったのです。力強く「いやだって、言ってるでしょ…！」と抗する 霖。
そして 泣きながら、武器を握り 敵の動きを止め、冬伽に対し「勝手すぎるよ！！ 自己中っ！！」と 怒ります。
でも、冬伽は 変わらず 淡々とした様子で、言い返してきました。
「そっちだって、偽善者」
「ひっ…ひどい ひどいよ！ 僕のこと 何もわかんないくせに なんなの！」
「わかるよ、君みたいなタイプ 大嫌いだから」
敵の動きを 完全に封じる事ができた 霖は、冬伽の手から流れている血が “皇妃の血” だと気づき――――！？！
今回 まるまる、霖くんと冬伽の話になるとは 予想外でした…！！！
見ていて ハラハラしっぱなしだったけど、もしかして 今後、2人は 良いコンビになっていくのかも？ という予感がします。
冬伽の “皇妃の血” を飲んだ 霖くんの心に、何か 変化が起こるでしょうか？
次回も気になりますね！ 22号の67話を 早く読みたいです！ >_<
