きょうは会社休みます。 全13巻 感想とご紹介

作者は藤村真理さん。集英社から出ている「Cocohana」に2012年1月号～2017年3月号まで連載していました。
綾瀬はるかさんと福士蒼汰さんでドラマもやっていたので有名な漫画だと思います。
主人公の青石花笑は30歳まで一度も彼氏ができたことなく、アルバイトで同じ会社で働いている大学生の田野倉君と付き合うことになる話なのですが、田野倉君がとにかくかっこいいです。黒髪、身長が高く、他の女の人には冷たいのに花笑さんにはすっごく優しくて理想の彼氏そのものです。
30歳まで彼氏ができたことないのに、髪を巻いてコンタクトにしたとたん同じビルのCEOからも告白されて悩むのも少女漫画らしくて羨ましいです。そのCEOももちろんイケメン。後輩の女の子から悪口を言われっちゃたりもするけど、助けてくれるイケメンが二人もいるんだからずるいなぁと思わず嫉妬しちゃいます。
しかも田野倉君の実家はお金持ちでお父さんもお母さんもものすごく優しくてどこまで理想的なんだろうと・・・
花笑さんのお父さんがものすごく過保護で、最初はこんなお父さん嫌だなと思っていましたが徐々に感情移入してかわいくてなんていいお父さんなんだろうと思ってきます。
普通の家庭ではあるけれど、ものすごくあったかい家族で花笑さんの純粋な性格に合った家だなと納得できます。
最初田野倉君は元カノに電話で冷たく別れ話をしているところを花笑さんが聞いてしまい、Sっ気のある男の子だなあと思っていましたが、2巻以降一回も冷たいときがありません！！とにかく優しい！大学生との年の差を気にしてしまう花笑さんに対して優しく宥めたり、逆にCEOと食事に行く花笑さんにヤキモチをやいています。花笑さんは自分のことを本当に田野倉君は好きなのだろうかと何回か悩むのですが、「大好きに決まってるよ！！」と読んでいる漫画に対して突っ込みを入れたくなることも多々あります(笑)
30歳まで彼氏いたことないのに、たった一日でこんなに変わるはずがないと思うし、こんなにイケメン二人に突然言い寄られることもあるはずがないと思う反面、羨ましくてここまで純粋に恋愛をしてみたいと思ってしまう漫画です。
最後は田野倉君と同棲することになり家探しをしたり、プロポーズされたりイベントが盛りだくさんで、何回も読んでそのたびにキュンキュンしています。また、例えばお風呂上りに彼氏に髪の毛をかわかしてもらう、彼氏に料理を作ってもらう、合いカギをもらって帰ってきた彼氏におかえりって言うなど、彼氏ができたらしたい事リストに絶対書いてあるシチュエーションがたくさん載っています。
メールが返ってこない時間のそわそわした感じ、デートに何を着ていくか悩んだり普段の自分と重なることもたくさんあり共感ができる等身大の恋愛が描かれているのも感情移入ができる要因の一つだと思います。
田野倉君が最後婚約してしまうのは、花笑さんに嫉妬してしまいました(笑)
本当にその位かっこいいんです。
もし同い年で同じ学校にいても田野倉君と花笑さんは付き合わなそうだと思います。そもそもグループが違いそうですし。
年の差なんて気にしない二人が本当に素敵で、余裕のある生活をしていて憧れます。
わたしはこの続編をとても期待しています。
ドラマ化が決まったとき、正直自分のイメージもあり悲観的だったのですが、綾瀬はるかさんも福士蒼汰さんもピッタリで毎週田野倉君に恋をしていました(笑)
綾瀬はるかさんほどの美女が30歳まで処女なんてありえないと思いますが、演技が本当に上手で真面目だけどドジな花笑さんがとてもよく似合っていました。
ドラマでも続編をやってほしいなぁと思います。