アシガールは やっぱり、どの巻も見どころ満載で一様に面白いです!!
巻が進んで行けば行くほど、主人公の唯と、若君の絆の強さがヒシヒシ伝わって来るので好きです。
そして、巻が進むにつれて、唯を見つめる若君の表情に…心の臓のキュンキュンが止まりません!!
なので、現在最新刊の10巻が今は一番好きです。
10巻では、裏で織田が操る高山に、小垣城は落ちてしまいます。
若君は城下の人たちに手を出さないという約束で、一人、高山に降ります。
切なくて、辛いシーンの多い10巻ですが、その分唯と若君の想い合う姿に何とも感動します。
小垣城に辿り着いた唯を強く抱きしめる若君、、そして10巻、二人は結婚します!
婚儀での若君のカッコいいこと、この上なしです!
唯もお化粧してもらって、とても可愛いらしいです。
そして、木村夫妻がとても好きになりました。
以前「若君、格別にご寵愛の女子」を伝え広めた奥さんでしたが(笑)
今回は良妻っぷりが際立って素晴らしかったです。
そして、10巻の見どころは何と言っても『第三回閨リベンジ』ですね。
せっかくの閨リベンジは…城を敵に取り囲まれて、開城直前のなか…大切な人たちが、城や村を捨てて野上の山へ逃れているなか…開城したら、二度と若君と会うことはないかもしれない…という、現代では考えられない重い状況の中でのリベンジでした。
ついに成し遂げられるかと思ったら…疲労困ぱいの唯が寝てしまって失敗…。
でも、唯のことを思って、手を出さずに添い寝してるとか、ステキ過ぎます!
若君は、本当に唯にことさら甘いですね。
ということで、閨リベンジは今回も失敗して、戻ってくるあてもなく唯は現代へ戻ります。
決してすることはないと思っていた「起動スイッチを自分の意思で引く」ことをします。
全ては若君のために…。
唯が現代に帰るシーンは、若君の気持ちを思うと毎回切なくなります。
今回はアシガール史上一番の切ないシーンでした…。胸がギュッと掴まれたように痛かったです。
起動スイッチを押すところを見ないように…、唯が行くところを見ないように…、若君は月を見上げて唯を背中で見送ろうとします…。
「しばし月でも見ていよう」
そのセリフが!また!ステキ過ぎます!!
そして、そんな状況でも【笑い】を起こせる唯はやっぱりスゴイ!!最強ですね。
早く、一刻も早く、閨リベンジ成功して、心から幸せそうな唯と若君の顔が見たいです。
次巻が早く出て欲しいです。
10巻は本編のほかに、短編が2話入っています。
そのうちの1本は、9巻で唯が手に入れた『若君の初陣の甲冑』の話でした。13歳の若君!「それはもうっ」でした。