10年後……水帆は、しばらく連絡を絶っていた輝月と二度も偶然再会する。もう、彼のことは忘れたいのに――!?
episode36|消えない思い
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「周吾のあんな怖い顔 初めて見た。シェフが腕とか怪我したらどうするの? バカじゃないの? 輝月だって――…」
「輝月の話は、もうするな。今、水帆の目のまえにいるのは、オレだろ? 誰よりも そばにいるのは、オレだろ」
もくじ
9巻36話|なかよし2024年8月号
君といた夏を忘れない。
『8月号の満井春香先生のコメント:アニメの声優さんたちの声が本当にピッタリです!早く読者のみなさんにも聴いてほしいです~!』
次回37話は9月号
9巻35話|なかよし2024年7月号
episode35|Happy Birthday
この想い、あきらめたくないんだ。
「……希望。どんな困難があっても 絶対にあきらめずに夢にむかって泳いでる。輝月は、わたしの、希望の光。… なんて、ダメ?」
輝月だけだよ。その瞳の真っ直ぐな光に、わたしの息が止まるのは、輝月だけ。
「0時すぎたから、17歳 最初のキスだよ。誕生日おめでとう、輝月」
『7月号の満井春香先生のコメント:ゴールデンウィークに海とプールで泳ぎました!』
次回36話は8月号、27歳の誕生日。またキャンドルの火を吹き消したのは…輝月で――!
9巻34話|なかよし2024年6月号
episode34|卒業
君と一緒にいた あのまぶしい日々を、僕は一生忘れない―――
「オレ大学いっても水泳 続けるよ、泳げなくなって心底泳ぐことが好きって気づいたからね。輝月、おまえはインハイ決勝 絶対いけよ! もしおまえが決勝に進出したら、オレは高校時代こいつと競ったんだぜって、みんなに自慢するんだ。そしたら高3のオレは浮かばれる」
「はいっ!」
「西野さん」
「え、あ はいっ!!」
「西野さんがバス停でしかってくれたこと、しっかりオレの青春の1ページになってるから。ありがとね!!」
「え」
「斉藤先輩!それはなんかイヤです!忘れてください!!」
『6月号の満井春香先生のコメント:誕生日に弟から、ほしいものは? と聞かれ、「体力」といったら、ランニングマシンを贈られそうになりました…。(走るのキライ笑)』
次回35話は7月号、困難の中 せいいっぱい青春を生きた自分たちに「おめでとう」。
9巻33話|なかよし2024年5月号
episode33|キセキ
消したくても消せない、まぶしい思い出がある
「気後れしてる場合か?水帆のことだからどうせ輝月と釣りあってないとか、くだらねーこと考えてんだろ。おまえは自分の好きな人に好かれてる、一番幸せな世界線にいる。ちゃんとわかってる?それって、すげーキセキってこと」
「藍…、ありがとう」
『5月号の満井春香先生のコメント:先月号の恋しまアニメ化のイラストで「祝」の字をまちがえてました。こんなしょぼい大人にならないように、みんなは勉強がんばってね!!』
次回34話は6月号、まだ冷たい輝月のくちびるから「彼氏」の熱い想いが伝わって…。
8巻32話|なかよし2024年3月号
10年まえ、それぞれの恋に答えをだした水帆たちは大人になって……!
episode32|もう一度
君が、春をつれてくる――。
「…本当に?水帆の中で、輝月は本当に終わってるの?」
「…終わってない、わたしの中で終わりがこない。でも、どうしたらいいのかわからない」
「終わるよ、オレが終わらせてみせる」
「え…」
「本当は花火大会の時にいうつもりだった。オレたち付き合おう」
「…深、でも深は」
「確かめさせて、オレがまだ水帆を好きかどうか」
『3月号の満井春香先生のコメント:2024年最初のおみくじは末吉でした。今年も「恋しま」をよろしくお願いします。』
次回33話は5月号、水帆の心の中でふたたび…!?次号は特別編で登場♡
8巻31話|なかよし2024年2月号
2020年夏……感染症のせいでインターハイも中止になり、水帆は、あこがれの水泳部の先輩を応援しにいくのもかなわなくなりがっかり。しかもいらだつ先輩からキツイ言葉をいわれて落ちこんでいた17歳の誕生日。幼なじみの1人の輝月からキスと「彼氏候補宣言」をされる。末っ子キャラの輝月の急接近に大パニックの水帆…!
いままで気づいていなかった彼のまぶしさに混乱するが、「ずっとそばで見守るためには、友だちのままがいい」という藍の言葉に冷静になろうとする。だけどしだいに輝月への想いに気づいていく。クリスマスの夜、ついに自分からキスを…!
2人は付き合うことになり深は身を引く。藍は輝月に告白し、これからも友だちでいると約束して…。
episode31|夜明け
ずっと、いっしょだよ。
「周吾…、わたしクリパもいけてないのにプレゼントなんてもらえない…」
「もうオレら会えもしないの?オレたちの関係ってこんなもん?おまえが引っ越してきた日、恋ヶ浜でオレとおまえは誰よりも一番最初に出会って、あいつらとも出会って毎日 時間忘れて遊んで、しょうもないことでケンカして仲直りして、夏休みもクリスマスも年越しも いつだって一緒に大騒ぎしてたのに、おまえと輝月が付き合い始めたらオレらの歴史あっさりリセットされちゃうのかよ。そんなの、オレたちらしくなくね?」
『2月号の満井春香先生のコメント:今年の冬は雪山にスノボしにいくのが目標です。』
次回32話は3月号、進んでいく…前へ。みんなで。これから、どんなことがあっても――