ARIA 11月号 極楽町デッドエンド、15話 (最終話) 感想
※ネタバレ注意です※
ついに最終回でしたね、堕天したザラキエルが 最強の敵となって陽介の前に現れて、どうなってしまうのかハラハラでした >_<;
姿は変わっていないし、「約束を 果たしてください」と言っていた時も、元のザラキエルとしての意識はあったんですよね。
でも意識を失ったザラキエルとウリエルの再戦が始まってしまって さらに不安になりました・・・。
悪魔となったザラキエルの強さに(面白い・・・!)となるウリエルは、まさに戦闘マニア!ってことでしょうか。
だけど陽介の「俺がやる、俺がザラキエルを消す、そいつと そう約束した」という言葉を聞いたら冷静になっていて、“約束”というワードは ウリエルにとっても無視できないものなんだな、と思いました。
そして、陽介の言葉でザラキエルの意識が戻ったことに、2人が“約束”をするまでに築いた絆の強さを感じた気がします ^_^。
まさか自分の目を抉ってしまうなんて・・・とビックリしたけど、それだけザラキエルは 陽介を消したくなくて、陽介に消されたかったってことなんでしょうね。
陽介にとって アストラルを使った初めての戦闘で、手の力を使えただけでもスゴイことでしょうし、ルシファーを相手に苦戦するのは当然であって、やはり倒すことは難しかったけれど、ミカエルの登場で 一気に安心感みたいなものが湧いてきました!
なのに、ルシファーの とんでもない発言に対して「アリかもね!」なんて笑うミカエルに、思わず笑っちゃいます ^▽^;
急にシリアスな空気が壊れてましたね(笑)
だけど、それはルシファーを油断させるためだったということかな・・・?
ミカエルにとってルシファーは大切な弟で、その弟を処分してまで 今の天界を愛し、守ったミカエルは、涙を流して「またね」とルシファーを見送ったミカエルは、とても情に溢れていたと感じます。
最後の最後で、彼のイメージがガラッと変わりました!!!
ルシファーの想いが 兄に対してのみ純真で、それが とても切なかったです・・・。
総裁命令でルシファーを消去して、正式にザラキエルの後継者となった陽介だったけど、もしザラキエルを消す命令をされたら 本当に消していたのかなぁ・・・、約束を守ることになったのかなぁ・・・というのは、想像次第でしょうね。
ルシファーのアストラル利用の研究成果が見えて ザラキエルを助ける道が開け、本人が「消去してください」と言っても 陽介はザラキエルを消すことはなかった、その結果に嬉しくなります!
研究を進めていたこと、ザラキエルに存在していてほしいことに、“総裁命令”が使われていたことにも、ミカエルの情を感じることができました ^_^。
引退が延期になったザラキエルと陽介が、“元同胞を処分する仕事”から“見つけて助ける仕事”に変わっていたラストにも感動しますね!
公威を助けるところで終わっていたことが また嬉しいです!!!
陽介とザラキエルは、まだまだ良いコンビとして活躍していってくれるんだろうなぁ、と思えた結末でした。