デザート 3月号 花野井くんと恋の病、第21話 感想
※ネタバレ注意です※
実は 花野井くんは、大きなメガネをかけていた頃の 小学校時代から、ほたるに対し 密かな想いを寄せていました。
ほたるが よく遊んでいる公園へ 通い続け、本ではなく ほたるを ひっそりと見続ける日々。
そんな花野井くんの変化に 気づいているのは、公園で会う 年上の友達の おじいさんだけです。
花野井くんが ほたるを気にするようになったキッカケは、落し物を拾ってもらったことがある、という とても些細なもの。
でも、恋心を自覚する前から ほたるの事ばかり見て、つい追いかけてしまうくらいでした。
ほたるという少女が “いい子” だと見抜いている おじいさんは、花野井くんの初恋を 優しく見守ってくれていたようです。
花野井くんは、ほたるのことを 知れば知るほど、ほたるに惹かれています。
ある日 1人で公園にいると、なんと たまたま ほたるの方から 話しかけてくれました!
ところが、緊張して うまく話せなかった 花野井くん。
自分の名前を伝える際 どもってしまい、ほたるは 花野井くんの名前を「佐々木くん」だと誤解してしまうのです…。
それから何日も経っているのに、ほたるに渡したいものを 渡せずにいる花野井くんは、落ち込んでいました。
さらに、ほたるが 八尾くんにハグされているところを 目撃してしまいます。
季節は 卒業間近の3月。花野井くんは 勇気を出して 自分から、ほたるのところへ向かいました。
花野井くん(あの子の靴… まだある…)(あの子が教室にいたら渡す、あの子が教室にいたら渡す 教室にいたら…っ、渡す…!)
ほたるは 教室にいます。しかし、他にも誰か いたのです。
こっそり教室をのぞいた 花野井くんは、見てしまいました。ほたるの髪が 切られたところを――――
公園に行った 花野井くんは、おじいさんに 話を聞いてもらいます。
うつむき 元気がない 花野井くんを、心配してくれる おじいさん。
花野井くん「…僕…最低だ…」
おじいさん「なんだ なんだ 学校で嫌なことでもあったか」
花野井くん「途中で止めに入る…とか、先生呼ぶとか… なぐさめるとか… 色々できたはず、なんだ…… なのに… 泣いてた あの子を置いて、僕……… 僕…っ… っ…~~~~ なんにも…っ できないくせに …っく 好きになんてなっちゃ、いけなかったんだ……」
おじいさん「…何があったか知らねぇが、まぁ泣いとけ泣いとけ 挫折を知って 人間てのは大きくなってくもんよ でもな 好きになっちゃいけないっての ありゃ違うな、恋なんてのは勝手に落ちてくもんさ 恋をしちゃいけない人間なんて―――― いないんだぜ?」
高校生になって、ほたると もう一度 会えた事、ほたるに また話しかけてもらえた事、そして 恋が叶った事。花野井くんは まるで夢のように感じ、幸せを感じています。
花野井くん(――――…そういえば 恋が叶った後のことを 教えてもらったことは なかったな 恋を叶えることに精一杯だったから その後のことなんて考えてこなかった)
(後悔ばかりの過去も いつか君に言える日が来るだろうか その時 僕は、今度こそ 君に相応しい自分に なれているだろうか)
花野井くんの[初めての恋]は とても苦い記憶…だったけど、ほたると再会し 恋が叶った事で、少しずつ 過去と向き直せているのだろうなぁ、と思いました ^_^。
そして、花野井くんが “運命の人” を強く追い求めるようになって “愛が重すぎる男子” になった理由が分かる この回を読んだうえで、第1話から読み返すと たしかに 違った視点で楽しめますね!
両想いになって 初めてのキスをして、順調に愛を深めていく ほたると花野井くんの、この先の未来が ますます楽しみになりました。
ツラくて悩む事が 起こるかもしれないけど、ぜったいに2人なら 乗り越えられますから!!!*>_<*
次回 4月号の22話を 早く読みたいです! 待ち遠しいです!