邪神の花嫁、3巻 感想
※ネタバレ注意です※
陽色が子供の頃から ずっと見ていたロキ、灰人のことも知っていました。
灰人も小さかった為シットはしなかったと言いますが、今さら現れることは許しません。
ロキは灰人を殺し、陽色に恨まれることすら「うれしいよ・・・」と・・・。
しかし、ただの人間とは思えない力で 陽色をロキから奪い返す灰人。
彼の右目には、ロキも驚くような秘密が隠されているのですね!?!
灰人の強さが分かる展開でしたが、陽色と2人になった灰人は かわいらしくって笑いました!
再び灰人に攻撃を仕掛けるロキ、2人を止めるため灰人を庇う陽色。
危ない真似をする陽色に対し、ロキと灰人の考え方の違いが浮き彫りになっていきます。
陽色を女の子としてしか見てくれず、少しのケガも許さない灰人。
一方、ロキは陽色のことを ちゃんと勇者として見て、彼女の意思を尊重してくれるのですね。
とはいっても陽色を直接 傷つけるようなことはしないロキ、優しいしカッコイイと思います!
灰人の前では陽色が笑うことに、怒ってシットするロキは一瞬 切ない顔もしていてキュンとしました・・・!
そして勇者の大会、魔道師としてロキも参加!邪神が真の勇者になる大会にいるなんてメチャクチャです(笑)
優勝して陽色をムチューにさせたいって言ってたのに、「勇者やめさせられたら ロキ(あんた)を倒しに行けないのよ!?」と言われたら きゅん・・・として「はい・・・♥」なんて答えちゃってるとこに笑いました!
灰人と一緒に行動する陽色ですが、妹を大事に思うあまり兄の暴走が開始・・・。
レヴィに特殊なアンクレットをつけて、剣にできないようにさせてしまいます。
レーヴァテインは国宝級の武器だと言う灰人、彼は陽色が勇者に選ばれた時のことも、これまでの陽色の頑張りも知らないから尚更、陽色を勇者として見ることができないのかな?と思いました。
陽色から戦いを遠ざける灰人の優しさは分かりますが、勇者としての誇りを失いかけてしまう陽色が とても可哀想です・・・。
でも そんな陽色を怒り、自分が憎まれることで陽色の誇りを取り戻そうとするロキ。
陽色の勇者としての誇りを、誰よりも大切にしてくれるロキが かっこよくてステキでした!
ただ卑劣な脅しを仕掛けたりするところは、やっぱり変わらないんですよね・・・。
助けられたことを素直に「ありがとう」と言うことはできない、陽色の切なさにドキドキします。
ついに陽色も、ロキ=ロドゥルと気づいたり、ロキのことを好きと認めたり、そしてロキが“陽色”を好きだと言ったり、2人の関係に大きく進展があった巻でした!
しかし最後、ロキを刺した あの子供は、いったい何者!?!
ロキを追い詰める敵が現れたことで、今度は ロキの過去・陽色の前世が明かされる展開になっていくみたいですね。
とても気になります・・・!4巻も楽しみです!!!