別冊マーガレット 8月号 君がトクベツ、第5話 感想
※ネタバレ注意です※
勇気を出して、皇太に告白した さほ子。しかし――――
「………、頑張るのは さほ子ちゃんの勝手だね、でもオレは 変わらないし、気持ち知った以上 さほ子ちゃんとは もう関わらない…」
「なんでっ、変わらないって 言い切るんですか!? 私は あなたに出会って 変わりました、どうしてあなたが 可能性を決めつけるんですか?」
「そんなの、君には 関係ない」
その後、死ぬほど落ち込んだ さほ子ですが、それでも 皇太への気持ちは消せません。
もう元には 戻れないけど、逆に もう失うものもない。とことん 突き進みたいけれど、どう突き進めばいいのか…。
(それに……、なんで、もうトクベツな人は作らないんだろう、この人のこと、もっと知りたい)
そう思った矢先、さほ子は 週刊誌に載っている とんでもない記事を目にします。
それは、皇太の過去についての スクープでした。
“「国民の彼氏」は女の死を呼ぶ男!?” “大人気アイドルグループリーダーに秘められた 知られざる闇”
その話題は、テレビの情報番組にも取り上げられるほどの 騒動になっていってしまいます…。
記事が事実かどうかは 定かではないけれど、皇太は 病気の母親を捨てて 芸能界を選び、さらに恋人もいたが 彼に捨てられた事が原因で 自殺してしまった、と――
皇太は 大丈夫なのか、傷ついていないかと、心配する さほ子です。
そんな時、さほ子に 皇太のスマホから 連絡が来ます。でも 電話をかけてきたのは、皇太ではなく 叶翔からでした。
「皇太の力に なりたくない? 誰よりも 近くで♥」
叶翔の提案により、マスコミに追われている皇太を さほ子の家で 匿う事に。
無理やり連れて来られた 皇太は、そんな迷惑はかけられないし そこまでしてもらう理由もない、と言ったけれど、さほ子が 何とか説得したのです。
さほ子のお母さんと妹さんも 好意的だし、ラブは完全封印する、と さほ子が約束したため、皇太は ようやく「…すみませんが お世話になります」と言いました。
皇太の力になれる事が 嬉しくてたまらない さほ子。1ミリも下心をのぞかせてはいけない… と自分を戒めます。
そして 一方 皇太は、ツラい状況のはずなのに 弱音を吐いたりはしません。
「さほ子ちゃんも ママも ひまちゃんも、みんな あったかくて 嬉しかった」「なに書かれても、オレがちゃんと本当のこと知ってれば 大丈夫!」
それでも、やはり心なしか 元気がない皇太のために、さほ子は 彼の好物を作ろうとしました。
ネットで 皇太の好物を調べようとした さほ子は、皇太のツイッターが 炎上している事に気づき――――!?!
ファンをやめた人達による 炎上も、ファンによる ねじ曲がった応援の言葉も、さほ子1人では どうしようも事も 沢山あるけれど、だとしても、さほ子が 皇太のために行動を起こした努力は 絶対に、皇太の力になってますよね ^_^。
そして、皇太を抱きしめながら 言ってくれた さほ子の言葉は、きっと 皇太の心を 軽くしてくれただろうな、と思いました。
「わかりませんよ、本当の あなたなんて、でも、私の見てきた あなたなら わかる!!」
「あなたが何と言おうと あなたは私に優しかった、あなたが何と言おうと、大事にされましたから!!」
「あんな記事、誰が信じるもんか、だって、あなたが周りの人を 大事にしないはずない!!」
さほ子に感謝を伝える 皇太の涙を見て、読んでいる こちらも 泣きそうになってしまいます >_<。
母親と 家族みたいだった幼馴染の子、ふたりの女性が 亡くなっている事と、皇太が トクベツな人を作らない理由は、やはり 関係あるのでしょうね。
皇太に ものすごくツラい過去があるのは 間違いないですし、まだ そのツラさを乗り越えられていないのかも…。
だけど、さほ子が 皇太の そばにいてくれたら、いつか きっと乗り越えられるはずだと、期待せずには いられません!
今後 どのような展開になっていくのか、めちゃくちゃ 気になります!!! 第6話を 早く読みたいです!!!