デザート 11月号 恋とヒミツの学生寮、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
ボンクラ生である事を隠し、蛍雪館という ハイクラ生しか入れない寮で暮らしていた、アサヒ。その事が クラスのみんなにバレてしまいます。
蛍雪館のみんなにも アサヒがボンクラ生だと知られて、アサヒは 大ピンチ。
…しかし 実は、寮のハイクラ生たちには 最初からバレバレでした。
アサヒの帰る場所は 蛍雪館。秘密の恋人・夜風をはじめ、寮のみんな アサヒを受け入れてくれるのです。
ところが 蛍雪館は、老朽化のため 閉鎖される事が決定していて、その決定に アサヒは抗おうとします。
だけど、いちばん蛍雪館を大事に想っているはずの 月ヶ瀬は、協力してくれず…。
大人達が決めた事には 従うしかない、と諦めていました。
そんなアサヒは 月ヶ瀬に言います。「先輩は 先輩の大切なもの 一個も あきらめなくて いいんです!」
「ほんとは 私のことも 夜風君のことも、困ってるの ほっとけなかったんじゃないですか」
「ひ ひねくれてるし よくわかんないし たしかに私のこと おもちゃ扱いで振り回したりしてたけど でも」
「先輩は 先輩が思ってるよりずっと いい人です!」
蛍雪館の閉鎖を止めるため、アサヒは 文化祭で署名活動をする事に。
夜風も手伝ってくれて、蛍雪館のみんなも 署名に参加してくれました。
しかし、ぽつぽつと 書いてくれる人は増えてきたものの、まだ絶望的に足りません…。
「一日中やってても このペースじゃ厳しいな… なにか決定的な呼びかけがあれば いいんだが」
すると アサヒは、ほとんどのハイクラ生が参加の 弁論大会が行われている、体育館へと向かいます。
そして、ちょうど出番を迎えるところだった月ヶ瀬へ 訴えるのです。
「今できることをやらずに 悔いをひきずらないでください!」
アサヒの言葉に 心を動かされた月ヶ瀬は、壇上から ハイクラ生のみんなに、署名に協力してほしいと 頭を下げました。
さらには、ボンクラの教室を回って 何度も頭を下げたのです。
たくさんの署名が集まり、寮監である月ヶ瀬が 理事長サイドと交渉し、蛍雪館は 廃止の危機を逃れました。
いずれは ボンクラ生の受け入れもしていく、という話もある様子。
変わっていく蛍雪館。卒業し 寮を出て行く月ヶ瀬に、アサヒは いつでも遊びにきてほしい、と伝えます。
月ヶ瀬は 笑顔で、アサヒに お礼を言いました。
そして アサヒは、月ヶ瀬の部屋で荷造りを任された 夜風に会いにいきます。
みんなに からかわれて、窓から来た アサヒ。
「まったく いつもいつも …楽しかった、あさひに会えて よかった」
アサヒと夜風の2人は みんなに隠れて、秘密の時間を過ごすのでした――――
とてもステキな 結末で、読み終えた時 こちらまで幸せな気持ちになりました!!!
ラストが アサヒと夜風のキスで終わるところに、キュンとしますし *≧▽≦*
また、月ヶ瀬の魅力が めちゃくちゃ上がった最終回だったなぁ、と感じました。
最高のハッピーエンドを迎えてくれて 嬉しいです!