魔法陣グルグル、最終話 完結16巻 感想
※ネタバレ注意です※
主人公ニケとヒロインククリがもう一度ギリへ挑みに行くところからスタートします。
仲間も増えて挑みますが…城の近くまで潜入してすぐに敵に見つかり、大量の援軍を呼ばれてしまいます。ニケたちは逃げ隠れ、キタキタおやじを囮にして、反撃します!
反撃方法ですが、いままでククリが使う魔方陣は地面や空に向かって描いて攻撃することが多かったですが、今回はニケのお腹やジュジュの手のひらに描いて反撃をします。
敵は不意を突かれ、あっけなく倒されるのでした。私も反撃方法に驚きました。
その後も、森に迷い込みますが、なんと森全体がモンスター!ニケが大きな植物のモンスターに食べられてしまいます。
その直後、昔助けてあげた植物の妖精が出てきて「植物は生きるも枯らすも私の力次第」と、ニケを食べた植物モンスターを操ってニケを助けてくれます。緊張感と恩が混ざった描写が良いですね。
やっと城の入り口に到着した時、仲間(占い師)の1人から「ここで限界、リタイアする」との申し出が…最後に占わせてくれとのことで占いをすると「さかさ男、しばり首、がいこつ」のカードがでてしまいますが占い師は「大変いい運勢です!!」とうそをつきます(笑)
城をどんどん上って行き7階で、天敵の魔術師カヤに出くわします。魔法師であるヒロインのククリのみ残し、他の者を吹き飛ばしてしまいます。
カヤからの攻撃に耐えるものの、ククリの攻撃は失敗してしまい、カヤが次に出した攻撃は発動すれば100%死に至るという暗黒太陽を受けククリの姿が消滅してしまい、駆け付けたニケ達は気を落とします。どうなってしまったのか非常にドキドキする場面です。
怒ったニケはカヤに駆け寄り「生き返らせろ、ククリは世界・自分にとって天使だった!」と伝えます。カヤは「それは無理だ」といいます。
ニケの後ろの柱からポンっという音とともにククリが参上。カヤが戦っていたのは魔法で出した偽物のククリの姿でした。
ククリは「私は戦っていない。カヤさんの勝利よ。」と伝え、カヤは「おあいこだ…」とその場を去っていきます。こんな状況で相手の勝ちだと言えるククリに驚嘆しました。
安心もつかの間、城が崩壊しはじめ、魔方陣を使いUFO型の飛行物体に乗ります。崩壊後、球体の建物が表れ、城の本性がでてきます。
球体から魔王ギリの声がし、ついに球体からギリの姿が…!と思いきや、超巨大なキタキタおやじが出てきます。(笑)
しかも、とても強い(笑)これに対してクールな仲間のジュジュの「こんなんだったら世界滅亡のほうがいい」という心の声が盛大に漏れます(笑)
毎回思いますが、ギャグ漫画とSF漫画の絶妙なバランスが好きです。
その後、キタキタおやじ→カヤ→安っぽいボスの順に倒していきます。しっくり来ない展開に、悪魔が表れ「ギリは居ない。ギリはククリの魔法自身だ。」と忠告しにきて一行は納得します。
城をでると、古文書を解読できた闇のおねーさんが「ギリはグルグル使いの魔力を映し出し跳ね返す鏡を持っている。だまされるな。」と報告しに来ます。
球体を見ながらギリの居場所に苦悩する一行、ニケが「ギリの招待は影だ!」と球体の影部分へ降り、自然界の王の力が1つになった剣を手にして、剣を使い入口を作り出します。
ずぶずぶと闇の波に飲まれ、底についてギリに対面します。
すぐに捕えられてしまいます。ニケは自然界の力を使おうとしますが、「ここは私の闇の領域、火も風もない。力が使えないのだ。」と消しにかかってきます。
ニケは涙を流すククリに「何かしてあげれれば…右手で涙をふくことができたぞ…!ククリ、伏せろ!」と涙を使ってギリに水の攻撃をします。
攻撃によってギリの結界が薄くなり、風が起きたことで風の攻撃を行います。迫真の中、ニケが考えていたのは早く戦いを終わらせてう○こに行きたい…!でした(笑)
それが真剣な顔に見えたククリ、ギリと対面し果敢に戦うニケを見たククリが繰り出したのは、ずっと追い求めていたオリジナルの魔法「恋するハート」でした。負けじとギリも最終魔法「ギリガストム」を放ち、一体は煙につつまれます。
煙がなくなると、ギリは封印され、平和が戻ってきます。
と思ったのもつかの間、実はククリが思いを告白し成功しないと魔法は成功せずに元に戻ってしまいます。
告白したいククリ、トイレに行きたいニケ、封印が解けそうなギリ、どうなるのでしょうか(笑)
「好きだからこれからも一緒にいたい」と告白したククリに「これからは勇者様ではなくてニケくんと呼んでくれ」とOKを出したニケ、ククリの告白は成功したのでした。
天界に無事に着いて平和な暮らしを2人とミグミグ族でしていましたが、仲間に会いたくなった2人はミグミグ族と一緒に地上に降りて仲間に会いに行くのでした。
人びとに助けられながら成長する子供の勇者と魔術師の戦い、恋、友情を見守りながら楽しめました。ほっこりするギャグ漫画で大好きになりました。