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結末

君曜日 鉄道少女漫画 最終回 3巻 ネタバレ注意

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君曜日 ─鉄道少女漫画─、最終話 完結3巻 感想

※ネタバレ注意です※

「鉄道少女漫画」での読み切り作品のひとつだった「木曜日のサバラン」から独立し、単行本3冊に渡って綴られてきた「君曜日」。

「君曜日―鉄道少女漫画 2」というタイトルで「鉄道少女漫画」の続編が登場したときには本当にテンションが上がりましたが、まさか主人公が、「木曜日のサバラン」のときにはその姿こそ印象的ながら、セリフのひとつも無かったあの女の子だとは。

そんな彼女の名前が明かされ、物語が紡がれてゆき、無事に最終回を迎えたことを思うとそれだけで感動してしまいます。

アコの物語の最終回は2種類あると思っていて、ひとつは少女・アコの物語を締めくくる「春のきざしを君と見る2」です。

小平とアコの思いが通じ合う「強羅行き最終列車」の顛末を、アコの口からみさっちんに向けて語るという構図が非常にうまくて、嬉しくも照れくさいストーリーをアコが自分の口から話さなければいけない状況が読者の胸をよりドキドキさせます。

みさっちんの聞き手としての能力、完璧かつオーバーなリアクションが、おそらくはポツポツ喋りであろうアコの語りをうまいこと盛り上げており、またみさっちんがアコの話を心底楽しんでいるのが伝わってきて、読んでいる方も楽しいです。

中村明日美子先生の卓越したデフォルメ力と、ふだんの繊細で美しい絵柄とのメリハリも効いていて、画面がよりにぎやかに、ときにはしんと静かに見えます。

そしてアコと、アコを校門で待っていた小平が合流したときのみさっちんの退散の速さに、クスッと来ると同時に、なんてナチュラルに気を利かせる子なんだろうと感心してしまいます。

物語のラストシーンが、どぎまぎと手を繋ぎながら歩くふたりの姿というのも、平和で初々しくてとても良いです。

これから冬になるという時期に、小平の「桜じゃね?アレ」という言葉と共にふたりで頭上を見上げ、桜らしきものを探すシーンには、「サブタイトルの"春"ってそういう春か…」と思い、照れ臭くなって顔を覆ってしまいたくなりました。

「君曜日」は「春のきざしを君と見る2」で最終回だと思いますが、アコの物語の真の最終回はやはり、単行本描き下ろしの「電車がまいります」だと思います。

「電車がまいります」はいきなりお酒の席のシーンからスタートし、すっかり大人の女性になった(といってもまだ20代前半~半ばあたりでしょうが、中学生のアコしか知らない読者からすれば立派な大人です)アコが登場します。

そしてもちろん、アコの良き友達だったみさっちんも。

私は、アコの姿よりもむしろ、みさっちんの姿に目を奪われました。

中学生時代にはお嬢様然とした容姿だったみさっちんの、ボーイッシュな姿の美しいこと。

しかしお嬢様然とした雰囲気はそのままなので、まるでタカラジェンヌのような魅力が醸し出されています。

しかし、みさっちんがあのままコンビニの店長とゴールインし、4児の母となっていることには不思議と「意外」という印象は抱きませんでした。

むしろ、人の心の機微に敏感で誰よりも優しい、そして以外にも行動的なみさっちんらしくて素敵です。

そして、駅員の制服を身にまとい、駅のホームにまっすぐに立つアコの姿にウルッと来てしまいました。

「鉄道少女漫画」の締めくくりを飾るのにこれ以上ふさわしい姿はありません。

これから、彼女がいる駅、彼女が迎え、見送る電車から始まるであろう無数の物語に思いを馳せてしまいます。

大人になり、身長も体格もすっかりアコと差をつけた小平の姿も感動的です。

そんな小平からのプロポーズに応えるのに、制服姿だからこその手法を使うのも憎いです。

「鉄道少女漫画」そして「君曜日」は、最初から最後まで優しく、ドキドキさせられる物語でした。


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