もくじ
最終話 9巻 Cheese! チーズ 10月号
禁断のラブミステリー、ついに 完結――――!!!!
最終9巻の発売と、11月号に掲載の “最終回から数年後” が描かれる 特別編ショート、どちらも 楽しみです!!✨
『出版社 小学館/青木琴美さん』
詳しい感想記事は↓こちら
◇1巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日0時前後 更新◇
36話 9巻 Cheese! チーズ 9月号
今回の個人的 大注目シーン――――!! 強くなった虹の言葉に めちゃくちゃ感動…!!😭😭
桐生「本当は 誰より 君の痛みを 知っている」
(あの日の記憶は 今も 僕の心を 蝕み続けている)
虹「…じゃあ… だったら 余計に」
「なんでわたしに あんなことしたんですか…!?」
桐生(これは病なのだと 誰か言ってくれ)
(僕の尊厳を奪った あの女と 僕を守ってくれなかった 母を恨んで)
(2人に似た 髪の長い女性を標的にして 復讐を重ねる)
「君には わからない」
(誰も 僕のことを わからないだろう)
虹「わかりたくなんか ありません」
「先生の過去を知っても 同情なんかしない あんな最低なことを してもいい理由になんかならない」
「わたし 今日 ここまで 1人で来たんです」
「夜道は やっぱり怖かったけど 電車にのって 人混みも走れた」
「あの日から 今日まで 岳や、日和や 周りの人達に支えてもらって ひとつひとつ 必死で 立て直して来た生活を」
「心を 誰にも 崩されたりしない」
「先生は ずっと 独りで そこに いればいい」
「わたしは あの事件に囚われない 支配されたりしない」
「わたしは 自分の力で 絶対 幸せになる!」
『出版社 小学館/青木琴美さん』
恐怖を乗り越え ひとりで駆けつけてくれた 虹が、桐生先生の自殺を止めることは ぼんやり予想していたけど、まさか 岳からのプレゼントの防犯ブザーが こんな形で役立つとは…!!
そして 無茶をした岳を殴り、震える体を 岳に支えてもらいながら、憎い犯人である桐生先生と 正面から向き合い 真実を知ろうとする、虹の その強さに、おどろきました。
虹は 本当に、すごい女の子だと思います。
桐生先生が 小学生の時、変質者の女に襲われたことや 被害に遭ったことを知っても 母親は何もしてくれなかったことは、第三者の目から見ると 同情してしまう出来事だからこそ、同じ様な目に遭っても まっすぐに立ち、周りへの感謝を忘れず、自分の力で幸せになろうと 頑張れる虹を、心から 尊敬します。
そんな虹の言葉は、桐生先生の生き方も 変えることができたのでしょうね。
同情する点が あったとしても、“髪が 長かったから” などという理由で 無関係の女性を襲い 復讐を重ねていたことは 絶対に許されない。これ以上 罪を増やすことなんて、絶対に あってはならない。そのためには、独りで “ここに” いてはいけない――――
桐生先生も そう思うようになったのではないでしょうか。体の痛みは 関係なく、警察から逃げる気は なかったのではないでしょうか。
自分の罪を認め 日和を愛してしまったことを 懺悔して、日和に「忘れなさい」「幸せに」と告げた 桐生先生に対し、永遠の別れを受け入れ「サヨナラ」と答えた 日和の涙が、とても切ないけど 未来への希望を感じました。
これで 日和は ようやく、ちゃんと幸せになれる 明るい未来へと 進んでいける気がします。