別冊フレンド 3月号 PとJK、CASE 52 感想
※ネタバレ注意です※
可愛い表紙と巻頭カラーで始まっている 今月号ですが、新章スタートの今回、あまり良くない意味で ハラハラしっぱなしでした… >_<;
怖かったですね…、「被害者」として「加害者」に怒る 功太くんが――――
もちろん、功太くんが ちい先輩の事を許せないのは 当然だと思います。
だけど、功太くんが「被害者」だと気づいた ちい先生は、謝って 土下座して、あんなに震えていたのに、そんな相手に対して 功太くんの あの目は……いくらなんでも……。
功太くんが そんな顔をするなんて、正直ショックでした… T_T。
人違いなのではない、何かの間違いなのではないか。そう思いたくなるカコちゃんの気持ちが よく分かったからこそ、読んでいて めちゃくちゃツライ気持ちになります…。
「間違えるわけないだろ、俺が 親父を殺した人間の顔を 間違えるわけないだろ
ここの職員だ? 笑わせんなよ 人殺しが、どのツラ下げて「先生」なんて呼ばせてんだよ、おまえなんかに預けられた子供は かわいそうだな」
(どうしよう、どうしよう、怖い、ちい先生じゃなくて、一方的に人を傷つける 功太くんが)
それでも、怖くても、ちゃんと功太くんの話を聞かなきゃ、向き合わなくちゃ、と 勇気を出せるカコちゃんは スゴイですね。
たしかに 一番ショックを受けているのは、お父さんを殺されてしまった 功太くんである事は 間違いありません。
功太くんが、カコちゃんに “あいつ”と関わってほしくない、と考えるのも 当然の気持ちだと思うし、むしろ 何も言わない方が不自然でしょう。
しかし「受験」を言い訳に ボランティアを やめさせようとするなんて、いつもの功太くんらくないですよね…。
ボランティアを続けたい って思うカコちゃんの言葉を、まったく聞き入れない 冷たい目の功太くんに とても違和感を覚えてしまいました >_<。
功太くんが ちい先輩を恨み、絶対に許せない、という感情を持つのは 仕方ない事だと分かっているのですが……、分かるけど モヤモヤしてしまいます……。
カコちゃんに対しても 攻撃的になってしまう、このままでは そんな功太くん自身が、どんどん傷ついていく事になってしまいそうな気がして… T_T。
「君はあいつの なにを知ってるんだ、あいつが俺を刺そうとしたときの顔を知ってるのか、親父を殺したときの顔を知ってんのか、知らねえだろ なにも」
「なんで許せる、なんで許そうとしてんだよ、まるで俺が悪者みたいに、君は俺の味方じゃないのか」
一番ショックを受けているのは、一番ツラいのは、功太くん。その功太くんと向き合う、とは決めていた カコちゃんだけど、現実は そう簡単ではありませんね…。
今後の展開は 一体どうなっていくのか、続きが めちゃくちゃ気になります。
次回、4月号の53話を 早く読みたいです…!!!