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別冊フレンド 9月号 PとJK、CASE 57 感想
※ネタバレ注意です※
深呼吸をして 気持ちを整えてから、明るく元気な笑顔で 功太の家に戻った、カコ。
大神の気持ちを裏切ってしまった事を 後悔する功太に、「…今度 大神に会ったとき 伝えといてほしい」「…… 合格 おめでとうって」っと言われると、カコは 思わず吹き出してしまいました。
「それは功太くんが 直接伝えなよ、そのほうが 絶対喜ぶよ」
功太は、大神に 失望されたと思っているけれど、そんなことはない とカコは言います。
「大神さんは きっとわかってる、今は少し 立ち止まってるけど きっといつか 歩き出すって、わたしも そう信じてる、…だから、
いつ歩きだすのかは 功太くんが決めたらいい、功太くんの人生だから、
…功太くんの言ったとおり わたしは なにも知らない、きっと すべてを理解することは できないんだと思う、…それが後ろめたくて 言葉をかけるのが …怖かった…、
…でも もう やめるね、今から言いたいこと 言うから聞いてほしい、難しいことは 一旦吹っとばして シンプルに言うね、
わたしは 功太くんの隣を 並んで歩きたい、昔も 今も、ずっとそう思ってる」
「わたしは 功太くんの気持ち 全部はわからない、功太くんにはなれない、
だけど お互い話を聞くことはできるし 知ることもできる それでもし 考えが違ったって、全部がぴったり 同じじゃなくたって きっと一緒に生きていける、
わたしは あなたが好きだから」
今の自分の気持ちを話せた カコは、功太に 返事は今じゃなくていい、功太くんの中で 答えが出たら教えて、と言いました――――
バス停まで カコを送りながら、功太も 自分の気持ちを話してくれます。
「本当は 気づいてたよ、周りの人が心配してくれてること、
君も ねーちゃんも… まあ大神は ちょっと意外だったけど、山本さんなんか 一日に10回ぐらい 近況きいてくるし、龍は飲みにいこうって うるせーし…、
…わかってるよ、あのころも 今も 俺には ちゃんと味方がいること、
大神の言ったとおり 自分から 逃げてたんだ、認めるのが 嫌で… ……」
功太は カコに「あいつを救いたい？」と 問いかけました。複雑な表情で、…コクン と頷くカコ。
すると 功太は、“あいつ” には 犯行時の記憶がない事を 明かします。
心神耗弱状態のため 覚えていないのです。その事を「ズルイ」と言った 功太。
「だから俺は忘れない 忘れないけど 忘れたくない、忘れちゃいけないんだ、あのときの光景も、俺のせいで親父が死んだことも、俺はずっと、自分を共犯者のように感じてる、
あいつを救うのは簡単だよ、俺が「許す」と言えばいい、でも、俺を許せる人間は もういない、
俺は あいつが羨ましいんだ、覚えてない あいつが、いつか許される希望を もてるあいつが、苦しまずに 生きられるあいつが、
親父を殺されたことよりも きっと強く、そんな理由で 俺はあいつを憎んでる」
それを認めるのが 知られるのが嫌だった、と語った 功太の手を、カコは 無言で握るのでした――――
功太くんの 心の傷は、思っていた以上に 深いなぁ…。でも きっと、功太くんは 答えを出せるはず！
カコちゃんの言葉が ちゃんと功太くんに届いてくれて、ホッとしました ^_^。
新聞屋の あやちゃんの子供が 無事に生まれていたという、幸せなニュースも 嬉しいですね。
しかし、ちい先生の名前も「こうた」だったとは……。何とも言えない気持ちになります…。
同じ名前を持つ 2人の運命が、一体 どのように大きく動きだすのか、次回の展開も 気になって仕方ありません！！！
