もくじ
Kiss(キス) 3 月号 バラ色の聖戦、91話&94話&95話 感想
※ネタバレ注意です※
Kiss(キス) 3 月号 バラ色の聖戦、91話 感想
前回あんなミスをした茜子が、元気にパーティーをやるよ、というだけでも悪い予感がしたんです。
そしてそのパーティーで、やっぱりハシャギすぎだな、なんて思っていたら、とうとうきました、引退!
茜子引退!!
紗良にあんなことされたまま、引退なんて悔しすぎる!なんで!と思ってしまったけど、きっと自分の力の衰えに気づいた時点で、去るタイミングも自分で気づいたんでしょうね。
今のタイミングなら、まだ輝いている状態での引退だということも、この人は分かっているんだと思います。
茜子、かっこいいなと単純に思いました。
そしてこういう行動ができるってことは、やはり強い人だったんだと再度実感しました。
その茜子に憧れていた真琴が、まだまだ(茜子を)追いかけせてよ、まだまだ輝いていてよと号泣するのが、とても良かったと思いました。
本当に憧れて、追い付くことを頑張ってきたんだとわかる涙でしたね。
その上で、茜子の引退で喜ぶ紗良を倒すのは真琴しかいないから、クロンヌのパリコレのモデルをぜひ勝ち取ってほしい!
頑張ってほしいです!!
そしてブラックワンピースに合わせる素材として、今回気づいた、ファーを使わない戦法は正解だと思う!
紗良はそのままファーを使うでしょう、だからこれがNGだと気づいた真琴はエライ!
でもでは何を使うの??
まだヒントは見つかってないのに、間に合うのでしょうか?
次回が気になります!
Kiss(キス) 6 月号 バラ色の聖戦、94話 感想
紗良がとうとう母親への愛の一方通行に気づいてしまいました。
母親は姉のことばかり見ていて紗良の方なんて全く見ていない、ということに、今までだって薄々気づいていただろうに、認めたくなかったんだと思います。
それでも紗良が母親に気持ちをぶつけられたのは、もちろん辛かったでしょうが、よく言えた!という気持ちになりました。
いつもは強い紗良、加えるなら結婚もしたちゃんとした大人なのに、母親とのことになると子供に戻ってしまうことからも、やはり母親と娘の関係というのは変わらないものなのかもしれません。
その上で、紗良もその母親もとても屈折しているとも思いました。
紗良はもちろん真琴のライバルですが、強くて自信を持っているその美しさが売りで、自分だけでもちゃんと戦えるのに、その後どんどん弱くなってしまって見ていて可哀想になりました。
母親の事を拒絶したのは正解だったと思うのですが、紗良自身を傷つける結果になったことが悲しいです。
母親に認めてもらう為に一生懸命頑張ってきたのに!彼女の中にはそれしかなかったのに!
頑張ってきた理由がなくなった瞬間から、一気にやる気がなくなってしまったのはよく理解できるとも思いましたが、紗良は運を持っていると思うので、自分の力で立ち直ってほしいです。
ハリウッドデビューの話が入ってきたり、彼女が自分自身の為に前に進めば、これ以上恐ろしいものはないんですから。
それでちゃんと真琴と競ってほしいです!
クロンヌの二次選考に対してのコメントを話している最中に、目標がなくなったことを自覚し、その瞬間から顔つきまで変わってしまって、このままモデル業自体続けられるのか心配になりました。
真琴陣営は大喜びですが、そんな場合では本当はないんだと思うんです。
いえもちろん、不戦勝でもいいからパリコレに出たいという気持ちはよくわかりますが!
そしてこのタイミングで、浅野さんがとうとう真琴にプロポーズです!
子供についてもちゃんと考えて理解してくれた上でのプロポーズ!
真琴も運を引き寄せているな、と思いました。
しかし真琴には良い事は重なりますが、紗良には悪いことは重なっていくんですね。
紗良のお姉さんの病院が自己破産し、その上お金を借りていた人から訴えられてしまいます。
紗良に追い打ちがかかり過ぎて、本当に可哀想と思う一方で、お姉さんの化けの皮が剥がれて、ちょっとせいせいしたような気持にもなりました。
また母親が紗良を頼ってくるのでしょうか?
それともこれをきっかけに、逆に立ち直って紗良の力が倍増して強くなる、という展開になるでしょうか?
紗良の事だから考えが変わったり、目標ができれば一気に立ち直りそうですよね。
この続きがどうなるのか、紗良のことがとても気になって次号が待ちきれないです!
Kiss(キス) 7 月号 バラ色の聖戦、95話 感想
今回は紗良の三姉妹がそろってのところから話が始まりましたが、結果的に今までこだわってきた「母から認められるということ」がガラガラと崩れていく様がとても印象的でした。
お姉さんたちも紗良と同じように、それを求めていて、その為に努力してきたということ、そしてお母さん自身も同じように自分の親から認めてほしかったという状況に、親子の愛情の難しさについて考えてしまいます。
お母さんの気持ちも分かりますが、しかし三姉妹の気持ちもよく理解できました。
そんな中で、三姉妹のお父さん、つまりお母さんからすると旦那さんが、三姉妹を母から守ろうとしていた姿が印象的です。
お父さんの、三姉妹全員がお前に認められるために頑張ってきたのに、ひどいことを言うな!と諫めていたのが印象的でした。
お母さんはかわいそうな人でしたが、お父さんはしっかりした人だったんだな、と思いました。
結果的に三姉妹の仲は良くなりましたが、それで紗良が元通りには戻れなかった時は、やっぱり簡単には気持ちは切り替えられないだろうと思いました。
しかし真琴の言葉で、紗良が彼女が自分自身でいろいろ持っているんだと気づいてくれて、そして復活してくれて本当に良かったです!
ここまで頑張ったのは真琴も紗良も一緒なんだし、努力がなくてパリコレまでなんて行けないんだから、そう考えると彼女たちどちらも頑張ってほしいという気持ちになりますね!
短い間に復活してくれて、二次審査までに立ち直ってくれて良かったです!!
紗良自身は、以前よりも素直というか、素敵になった気がしました。
気持ちにプレッシャーがかかっていない彼女はこんなに素敵なんですね。
前向きな強い、しなやかな女性に感じました。
真琴とは違うタイプでしょうが、復活してまたさらに強くなった気がしました。
パリに行くことをいまだに楽しみにしているお母さんに、二次審査に通るかわからないと簡単に言ってのけた姿がとてもよかったです!
素敵なライバルが復活して、真琴のパリコレへの道が逆に難しくなってしまいましたが、
それでも次の展開がとても気になる流れになって、続きがとても楽しみです!