もくじ
ベツコミ 9月号 セーラー服と向日葵、第12話 感想
※ネタバレ注意です※
高校時代、仲の良い2コ上の先輩 智子に、憧れていた 亮太。
卒業してから 5年後、たまたま智子と 再会して、自分にとって 智子の存在は 思っていた以上に大きかった事を、自覚します。
智子は、娘の周を シングルで育てていました。幼い娘の写真を 亮太に見せて、「私の宝物」だと 心から幸せそうに言うのです。
そんな 智子に、亮太は 惹かれていきます――――
(父親のことはそれ以上 きけなかったし ききたくなかった、浅はかだったと思う ただ また智子に会いたかった、
そうして俺たちはまた、大切な時間を 2人で一緒に積み重ねていった)
おもちゃ会社から 内定をもらった亮太は、智子に「周ちゃんに会わせてほしい」と頼みました。
しかし、智子は ダメだと言います。そして…
「亮太、今日で会うの 最後にしよう、ごめんね…、亮太のためには、もっとはやく言わなきゃいけなかったのに…っ」
(智子の世界は いつも周を中心に回ってた そんなところを いいなと思える程 俺は夢みがちで、単純な気持ちだった)
付き合ってもいなかったけれど、亮太は 智子に、その場で プロポーズしました。
「智子が好きだよ、智子の宝物を 俺も一緒に守らせてほしい」
亮太の思いを、智子は 受け入れてくれます。
そうして 亮太は、ずっと 智子と一緒にいたい、その気持ちだけで 智子との結婚を決めて、父親になる覚悟はできていないまま 周と会う事になりました。
(周が俺を父親にしてくれたんだ、不思議なくらいあふれてくる愛しさ、かけがえのない大切な時間を 今度は3人で積み重ねた、
周への愛情は ずっと消えない智子への愛の証だ 智子を失った心の穴は一生 ほかの何かで埋まることはない それでも俺は、
智子に出会えて 幸せだった)
父親に叶わぬ想いを抱いてきた 周ですが、高校生になり 中川くんという、もう1人の大切な人ができました。
周は、海外転勤が決まった 亮太にはついていかず、おじいちゃんとおばあちゃんのお家で お世話になって、中川くんと一緒にいる事を 決意します。
智子のお墓参りに来た 周と亮太。今でも 亮太は、あたりまえに、きっと ずっと、智子の事が 一生 好きです。
亮太の想いも 周の想いも、きっとずっと一生 消える事はありません。
(それでいい それがいい、亮太を好きになったことを なかったことにはしたくない)
周は 亮太に、ずっと秘めていた想いを 打ち明けようとしました。
しかし、亮太は 涙を流す周を しっかりと抱きしめ、「大丈夫、わかってる、ちゃんと、ちゃんとわかってるよ」と言ってくれたのです。
「ありがとう 周、娘にこんなに愛されて、俺は世界一 幸せな父親だな」
あんなに苦しい想いを抱えていた 周が、“はじめて好きになった人が お父さんでよかった” と思えるようになっていた事に、ものすごく 感動しました ^_^。
そう思えるようになったのは 中川くんと出会えたおかげだし、亮太が 安心して旅立てるのも、中川くんが 周のそばに いてくれるから、ですね!
世界一 幸せな娘として、世界一 幸せなお父さんを、笑顔で見送った 周。
次号の最終回でも、幸せそうな笑顔を たくさん見せてくれるはず。楽しみで仕方ありません!!!*^▽^*
ベツコミ 10月号 セーラー服と向日葵、最終話 感想
父の海外転勤を 笑顔で見送った周は、おじいちゃんと おばあちゃんのお家で お世話になって、中川くんのおかげで 楽しく過ごしています。
年越しの時には、周が 亮太の事を思い出して 寂しそうな顔をしている事に 気づいた中川くんが、亮太と ビデオ通話を繋いでくれました。
新年度、周と中川くんは 一緒のクラスになれなかったけど、明るくなった周は 女の子の友達が 沢山できて、毎日 笑顔です。
そして 学校帰り、亮太との思い出が詰まった自宅を お掃除して、しっかり管理しています。
修学旅行、夏祭り、お墓参り、周と中川くんは いつも一緒です。
海外にいる亮太は お仕事を頑張り、小さい頃の周と 亡くなってる奥さんの、写真を見て 元気をもらっているのでしょう。
色々あったクリスマスの後は、受験に向けて 頑張り始める、周と中川くん。
周は 調理の専門学校に合格。必死に勉強をした 中川くんは、周の支えもあって 大学に合格しました。
そして、ついに 高校卒業の日――――
「周ちゃんほんと 変わったなぁ」
「ここで中川くんに出会って私は…、私の人生は 変わったんだよ」
「俺も!」
(自分で考え 選んだ 答え)(その先が幸せであり続けるように 毎日を大切に 生きていく)
周の卒業を祝うため、サプライズで帰国していた 亮太に、周は 最高の笑顔で「おかり お父さん!!」と言ったのでした――――
感動の最終回! ラストのシーン以外、サイレントマンガだった事が またステキですね ^▽^。
そして 卒業式の日、向日葵の花束を持って「卒業おめでとう 周」と言った 亮太に、セーラー服を着た 周が抱きつく 最後のページ、見ている こちらまで 幸せな気持ちになります…!!!
中川くんも一緒に、周と亮太の 親子の再会を 喜んでくれてる事に、うるっとしちゃいます ^_^。
本当に 感動的で、素晴らしい 結末だったなぁ、と思いました!!!