世界で一番早い春 9話 3巻ネタバレ注意

投稿日：2019年9月26日

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Kiss(キス) 11月号　世界で一番早い春、episode 9　感想

※ネタバレ注意です※

真幌と嵐はゴリラ先生を “引っ掛ける” ための、作戦会議をしています。

尊敬する先生と話すだけでもやっとなのに！と緊張しまくっている真幌に、嵐が冷静に言いました。

「このタイムスリップに関わっていると予想されるのは…、雪嶋先輩と　ゴリラ先生、特にゴリラ先生は今日を逃したら　直接話せる機会なんて次いる訪れるかわかりません、今日できることは全部しましょう」

はい… と答えたものの、まだまだ緊張している様子の真幌です…。

この後雪嶋と合流して、3人でゴリラ先生の家へ向かう予定だった、真幌と嵐。

ところが、倒木で電車が止まってしまったから先生の家へ先に行っててほしい、と雪嶋から連絡が入ったため、2人でゴリラ先生の家へ。

到着したその家が、あまりにボロボロのアパートだったので驚きつつ、いよいよ―――― という直前で、真幌と嵐はタイムスリップについて分かっている事を確認します。

「1週目ではもうこの次期には『ニンジン食っとけ侍』を描いてたんですよね？」

「そうだったはず、アニメは私が高校卒業するくらいから始まったかな…」

「だとすると… ゴリラ先生がタイムスリップに関わってたとしても…、前の記憶は無い可能性が高いです」

「え…なんで？」

「タイムスリップしているなら… 売れるとわかっている漫画を描くでしょう」

「あ…そっか、でも　なんでリーグにはほとんど変化が無いのに　ゴリラ先生の作品だけ 1周目と違うんだろ」

「今日なにかひとつでも収穫がある事を祈るしかないです」

「雪嶋先輩の不在といい予想外だらけだね」

「同じ日常を繰り返すのに飽き飽きするのがタイムスリップのストーリーのセオリーじゃないですか、せっかくなら想定外を楽しんでください」

嵐の頼もしさを改めて実感し、彼が味方になってくれた事に感謝せずにはいられない真幌でした。

ついにゴリラ先生の家へ入ると、どうやら修羅場中だったらしく…、ヒドイ顔をしたアシスタントさんとゴリラ先生に、真幌と嵐は迎え入れられます。

ゴリラ先生は来客がある事をすっかり忘れていたけれど、ヤバイのはいつものことだからゆっくりしていって、と言ってくれました。

そして、さっそく真幌と嵐のネームを読んでくれます。

真幌が描いた兄弟の物語を、ゴリラ先生は褒めてくれました。

しかし、ネームの最後に書かれた「晴田真幌」という名前を見た途端、顔色が変わったのです。

さらには、ゴリラ先生を引っ掛けるために、真幌が『ニンジン食っとけ侍』の作品名を出すと、あからさまに動揺して――――！？！

3週目には存在しないはずの作品名を聞いて、分かりやすく動揺しているゴリラ先生は、やはりタイムスリップに関係しているし、1週目の記憶バッチリあるのでしょうね。

じゃあなぜ売れると分かっている漫画を描かないのか？という疑問が残りますが、ゴリラ先生の性格上、同じものを二度も描くのは嫌だったかなぁ。

きっとゴリラ先生って、漫画も漫画を描く事も大好きなんだと思いますし、金銭的な欲より新しい作品を生みだしたい、という欲の方が強い人なのでは。

だとしたら、さすが真幌が尊敬する先生、ですね！

…それにしても、若く見えるけど実際は真幌たちよりだいぶ年上のゴリラ先生。高校生にめちゃくちゃ動揺させられてる姿を見て、思わず「可愛い💖」って思っちゃいました(笑)

さて次回、真幌と嵐がゴリラ先生と、タイムスリップについて話をする展開になるでしょうか。

真幌の頭の中に浮かんだ不思議な映像の事も、気になりますね。1月号の第10話を早く世みたいです！