北原が閉ざしていた美澄の心を解いてくれ、おつき合いが始まった。すると、北原に支えてもらってばかりではなく、美澄も北原のために何かしたいと思うようになる。具体的にどうすればいいか わからない中、北原の友達も交えて お昼を食べることになり…?
#14|応える
14話の注目シーンをPickUp! 勝手に販売促進😊
「ほんとは、一方的に気持ち押しつけたんじゃないかって心配してた」
「は……」
「だから、俺のために がんばろうとしてくれたり、こうやって甘えてくれるのも、受け入れてくれてるんだって、すごく幸せ」
なにかを、あげられたらって思ってた。でも、少しは返せてたのか。
「みすずのこと教えて。もっと知りたい」
「なっ」
「ダメ?」
「いや…」
少しずつでいい。いつか、話せるときが来たら、ちゃんと伝えたい。
もくじ
4巻14話|別冊フレンド2024年12月号
どんな困難があっても この手は放さない
次回15話は1月号、北原になら きっと いつか言える時がくるから
4巻13話|別冊フレンド2024年11月号
全部を受け入れてくれる北原を好きになった美澄だったが、友達以上の関係を恐れていた。一緒にいれるだけでいいと思っていたが 北原に告白されて、おつき合いを始めることになって…。
#13|背伸び
美澄の凍った想いを、北原が雪解けのように解いてくれ、ついにおつき合いが始まる――
「…困った」
「な」
「気 ゆるむと、すっごく浮かれそうで困った。でも、あんまり無理しないでほしい。ゆっくりでいいんだよ、自分のペースで。2人で、慣れていこうよ」
「………、……俺が したくてした…」
「…え」
「確かに少し無理してたのかもしんねぇ。けど、…会って いたかった……。ッ」
「あんまり かわいいこと言うと、もたないんだけど」
次回14話は12月号、不器用でも ちょっとずつ 寄り添いたい
3巻12話|別冊フレンド2024年9月号
冬休みに入って、北原と会えなくなってしまう。でも美澄の誕生日を祝うために、北原が会いに来てくれた。人生で初めて最高の誕生日になって、美澄の北原への気持ちが加速して――。
#12|願い
なにを願う?
「…みすずの、思いやりがあるところも、優しいところも、かわいいところも、全部、いいなと思ってるうちに、気持ちがおさえらんなくなった。好き。みすずのことが、好きなんだ」
一緒にいられんなら、それだけでよかったはずなんだ。
「ッ」
「…みすず」
「……っ、友達じゃ… ねーよな」
「――うん。そっちじゃない」
13話は11月号、恋愛 思い通りにならぬ。だが、期待以上に。
3巻11話|別冊フレンド2024年8月号
北原への特別な感情の正体が好意だと気がついた美澄。でもこのままの関係が心地いいと気持ちにフタをすることにした。今まで通りに対応しようと考えていると北原から連絡が入って――。
#11|こぼれる
一度知れば魅惑の甘みから逃れられない
「…なんで、猫…」
「みすずに似てない?」
「はぁ!?どこが!!」
「目元?顔つき? かわいくて」
「……、………」
「…毎年、誕生日 祝おうよ。いつか みすずが、怖いって思ってたことすら忘れるくらい、俺が祝うから。みすず、誕生日おめでと」
次回12話は9月号、一緒にいたら「もっと」と欲がでた。
3巻10話|別冊フレンド2024年7月号
おでこにキスをされて、うれしいと感じた自分に気がついた美澄。ただ明確に、この気持ちの正体がわからず悩んでいた。そんなとき、北原から外出の誘いがあって、自ら同行することに…。
#10|気づき
美澄の気持ちが急転。名前がなかった感情の正体は――?
「で 電車来る」
「……」
な、なんだったんだ今の!!
(あのまま 電車が来なかったら…)
“「“特別”ってだけでキスがうれしいと思う?」”
なんで、あんな夢を 見たのか。北原、北原。俺は、おまえが好きなんだ。
次回11話は9月号、初めまして 恋。
3巻9話|別冊フレンド2024年6月号
危険を顧みず、美澄と一緒にいることを北原が強く願ってくれたことで、美澄も隣にいていいんだと実感できるようになった。でも、おでこにキスをされて、北原の考えがわからなくなり!?
#9|意識
知らない感情に心が揺さぶられる
「でも あのとき、したいと思ったのは本当だから。軽い気持ちじゃないし、したことを取り消すつもりはない。みすず… 嫌だった? みすずが嫌だったんなら、謝りたい」
ずっと気にしてたのか? なのに いつもどおり振る舞って…。いつだって北原は、俺の気持ちを大事にしようとしてくれてんじゃん。
「……… …べつに、嫌じゃ… なかった…。どーしていいか、わかんなかっただけ…」
次回10話は7月号、嫌だなんて考えたこともなかった
2巻8話|別冊フレンド2024年4月号
北原を危険なことに巻き込む。それは美澄が一番恐れていたことだった。当たり前のように誰かがそばにいることに満たされていた美澄だが、北原のためにまた一人に戻ることにして…。
#8|これから
夢みたいな日々だった
「――わがままでごめん。それでも、一緒にいたい」
離れれば傷つけることはないと思った。だけど、そうじゃねぇのかもしれない。
次回9話は6月号、一難去ってまた一難!? 5月号はお休み
2巻7話|別冊フレンド2024年3月号
些細なキッカケでヤンキーになってしまった美澄。ケンカにも、一人でいることにも慣れてきたころ、特進クラスの北原と出会う。北原が美澄の友達になろうと接してくれるが――。
これまで友達を作ることを避けていた美澄だが、北原を信用して一歩踏み出すことができた。自分から声をかけることができて、より北原との時間を大切にしたいと思っていたが…。
#7|大切なこと
誰かの体温がある日常が、こんなにも むずがゆくて……
俺は、北原が笑っていられんなら それでいい。一緒にいたいって、知りたいって、はじめて、居場所ができた気がした。その思い出だけで、もう十分。
「どうして…こんな…。大丈―…」
「悪かった」
「………なんで謝るの…?」
「…………………」
「みすず?」
次回8話は4月号、大切だから背を向けた