もくじ
東京タラレバ娘、28話&最終話 感想
※ネタバレ注意です※
Kiss(キス) 5 月号 東京タラレバ娘、28話 感想
とうとう倫子さんがKEY君のことを好きだと認めた!というのが今回の見どころだったと思います!!!
そしてKEY君に自分の今の気持ちや、自分の大事なところは変えられないし変わらない、ということを話しているシーンが、見得を切っているような迫力があるシーンになっていました!
KEY君と倫子さんの船の上の会話からは、KEY君が倫子さん達に「人間は いつか死んでしまう」「今日という1日が どれだけ大事か」ということを伝えたかったんだと分かり、とても切なく感じました。
彼は倫子さんと先生を重ねて見ていたからこそ、突っかかったりも世話を焼いたりも してしまったんですね。
そんな先生との過去に縛られているKEY君に、倫子さんが彼を「好きなんだと思う」「あんたも こっちにくればいい」「あたしは自分の生き方を変える気はない」と言ったことで、KEY君は倫子さんに自分を変えてほしい、と思えたんだと思います。
今回は ふたりの会話も、そして そのシーン自体も本当にドラマティックで、とても胸に残るシーンでした。
そして、今回も出てきたタラとレバですが、幸せから1本とったら辛いになるよ、というのは確かにベタな例えですが、しかし今の状況を表しているように感じましたし、さらには それが、どっちが どっちだか もうよく分からない・・・という倫子さんの気持ちも分かる気がしました。
最後のページで、倫子さんが考えていた「あなたを幸せにしたい」「自分の幸せなんて今は どうでもいい」という言葉が とても印象深くて、こういう気持ちでいる倫子さんは逆に今 幸せなんじゃないか、とも思ってしまいました。
早坂さんという安定した「幸せ」を手放すことを、もう倫子さんは決意したのだとは思いますが、KEY君の方を選ぶということになって、今後どうなっていくのか、とても気になります!!!
早坂さんとの同棲生活は始まったばかりだったワケですし、問題になることは いっぱいあると思うので、今後の倫子さんが どうするのか、早く次回を読みたいです!
Kiss(キス) 6 月号 東京タラレバ娘、最終話 感想
今回がとうとうフィナーレ!!!
自分の気持ちに素直になることができた倫子さん、本当に良かったです。
早坂さんとの別れ話も、揉めることなく、荒れることなく済んだのも良かったですが、少し早坂さんが可哀そうになってしまいました・・・。
倫子さんが とにかく安定が欲しくて焦っていたように、早坂さんも焦っていたのかもしれませんね。
それなのに、「倫子さんが後悔しないほうを選んで」「倫子さんと出会えたから僕も成長できた」と言える早坂さん、とても素敵でした!
倫子さんが、タラレバの反対語は「~だったから、~できた」という言葉だ、と気づくところから、その後の香と小雪のサイレントのシーンへ続くところも、映画のワンシーンのようで とても印象的です。
倫子さんはKEY君との恋愛が始まるかもしれませんが、香と小雪は自分の上手くいかなかった恋を終わらせた一方で、それでも彼らに幸せになってほしいと願っているのだと考えると、とても切ないシーンだと思いました。
風船の幻覚が見える、というところではビックリしてしまいましたが、KEY君の「十分幸せ」という言葉が聞けて、その上で「何女になれば あんたと恋愛できる?」という倫子さんの問いに「かっこいい女」答えたKEY君が とても素敵でした!
そして最後は、倫子さんの34歳の誕生日パーティーで終わるんですね!
そういえば第一話は33歳になる少し前から始まったんでした、いろいろあった1年間でした。
去年は3人だった女子会にマミちゃんが加わっているところでは笑ってしまいましたが、そこにKEY君も一緒になって横で微笑んでくれていて、そして もちろん香も小雪も笑っていて、本当に終わってしまうんだな・・・と感慨深く思ってしまいます。
倫子さんがタラとレバに さよなら、と言うことが出来て、そしてモノローグで「あなたに出会えたから」「あなた達がいてくれたから」と、「から」を使っているところで、倫子さんは この1年で変わることが出来たんだな、と実感しました。
東京タワーに風船が飛んでいくシーンで終わっていて、とても素敵な終わり方だったと思います!!!