転生勇者は女子高生！？　最新話 / 4話

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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『週末は嫌い』

『正確には嫌いになった』

『みんなが浮き立つから？』

「先輩のリップ 超いい色～ 今夜はデートですか？」

「ふふ ヒミツ♡　　じゃあ お先にねー」

「へい お待ちっ」

『一緒に食事できる彼氏がいないから？』

〈ピロリン〉

「……」

『気軽に会える友達がいなくなったから？』

「ただいま…」

「はー」

「……」

『マッサージ呼んで お姉さんに愚痴ろうかな』

ピンポーン‥

「はーい　　どうぞ」

「ＤＯ ＥＡＳＴ(ドゥ イースト)からまいりました 東堂です　　本日はよろしくお願いします」

『男の人！？』

「ちょ…ちょっと男性は無理です」

『えええ……』

「そうですか… 本日は大変混み合っておりまして　　女性スタッフが不在となっております」

「じゃあ…キャンセルで…　キャンセル料は払います…」

「承知しました またのご利用をお待ちしております」

（あーあ　ついてない）

『あれ…？』

『これじゃ…』

『また』

『独りだ』

「あのっ」

「え…　　え…と」

「やっぱり お願いしてもいいですか…？」

『週末は独りでいたくない』

「喜んで」

（男の人 部屋に入れたの 何年ぶり？）

「では 施術前に こちらにお着替えください」

「……どうも　　着替えてきます」

（わ 紙パンツ…　そうだった）

『女の人が来ると思って油断してた！！』

（…よし）

『覚悟を決めよう…』

「お待たせしました……」

（アロマたいてる…）

「ちょうどベッドメイクも終わりました」

「さあ」

「どうぞ こちらに」

『キレイな手…』

「ではガウンを脱いで 始めは うつぶせでお願いします」

「僕は 後ろ向いてますので」

「ハ…　　ハイ…」

『そ…そっか このままじゃできないのね…』

『男の人が部屋にいて…』

『男の人の前で服脱いで…』

『そして…』

「では施術に入りますね」

『触られる…』

（わぁ）

（ん…）

『すごい… やっぱり女の人より』

『力強い』

〔ぎゅっ〕

「呼吸を整えましょう」

「僕の手の動きに合わせて」

「吸って……」

「吐いて……」

「吸って……」

『あ…力が抜ける』

『触れられた部分が熱をおびて』

『気持ちいい…』

「あお向けでお願いします」

「…はい」

『このままだと』

『とけて なくなりそう…』

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