乙女椿は笑わない 5話・6話 2巻ネタバレ注意

投稿日：2019年5月4日

乙女椿は笑わない、第五話＆第六話　感想

※ネタバレ注意です※

椿の父佐助さんが亡くなりました…。椿は斗真と会い、四十九日の法要も無事に済ませた事を報告します。

久しぶりに椿と会って緊張している斗真。なぜ斗真が緊張しているのか、椿には分かりません。

アパートを引き払って実家に戻った椿は、何年後にかお店を継ごう、と考えていました。

その話を聞いた斗真は、ただ真っ直ぐに椿を見つめ、「うん」と言ってくれます。

そして、一人暮らししていた事を後悔している椿に対し、「後悔してていいんじゃないかな、大切な人を亡くしたらだれでもそう思うから、お父さんの思い出と一緒に持ってていいんだじゃないかな」と話し、椿の心を軽くしてくれるのでした。

葛城の家では百合子さんが、佐助さんの死を悲しみ泣き続けています…。

そんな百合子さんに斗真は椿から預かった、佐助さんが愛用していたフライパンと、亡くなる前に書いた佐助さんからの手紙を、渡すのです。

“百合ちゃんへ　俺を椿の父親にしてくれてありがとう”

最後に会ったとき佐助さんを抱きしめておけばよかった…と、百合子さんも後悔を抱えています。

葛城家のメイド・雅さんは、百合子さんと斗真の話を盗み聞きしていた事があるため、百合子さんに子供がいる事を知っていました。

そしてその情報を、葛城家当主竹子付側近の倉田さんに、売ったのです。

百合子に「椿」という名の隠し子がいる事が、葛城家にバレてしまいました。

すぐ斗真の兄・湊が、椿に会いに行きます。

「お迎えにあがりました、あなたのおばあ様が、あなたに会いたがっておられます」

湊に頼まれ思わず車に乗ってしまった椿。葛城の家に到着するや否や「お帰りなさいませお嬢様」と出迎えられて――――！？！

佐助さんの事で悲しんでいる椿と百合子さんを、そっと優しく支えようとしてくれている斗真が、とってもステキだなぁと思いました ^_^。

なのに隠し事がバレてしまった事で、斗真の立場が悪くなってしまったりするのでしょうか…。

そして、お父さんの思い出が詰まったお店をいつか継ぎたい、という椿の願いも、このままではどうなってしまうのか分かりませんね >_<。

新展開となってますます続きが気になります！！！　6月号 6話を、早く読みたいです！！！

葛城家の当主・竹子の秘書、倉田に「お嬢様」と呼ばれて戸惑う椿。

祖母と二人で少し話が出来たらそれでいい、と思っていたけれど、湊について来た事を後悔し始めています。

強引に、服を着替えさせられ髪もメイクも直され、椿は（もういいや　さっさと終わらせて帰ろう）という気持ちに…。

祖母に会った椿は、その見た目の若さにビックリ！　というか、どう見てもめちゃくちゃ元気で、湊が言っていた事は嘘だと察しました。

そして祖母は、湊を含む 4人の男性を紹介し、彼らの前でとんでもない事を言い始めたのです。

「今はいないけど葛城家の2人目の養子、葛城斗真 25歳、本当は3人目の養子がいるんだけど　匠海はまだ幼いから省くとして、椿、

あなたにはこの5人のうちのひとりを夫にして、夫と共に葛城家を継いでもらいます」

「大丈夫よ　私が選んだ優秀な方たちばかりだから、あなたには、この葛城家の跡継ぎになってほしいの」

祖母は、葛城の跡継ぎになるチャンスを得た男性たちに、「この椿を笑わせることができた方と、椿を結婚させようと思います」と言いました。

人前で笑えない事を知っているし、高校の時から付き合っている男性がいないことも、なぜか祖母は知っている。もしかして私の身辺調査をした？と不信感を抱いた椿は、大きなため息をつき……

「断る！」「何もかも断る！」「自分の祖母がどんな人か知れて良かったです、それでは明日も仕事なので帰ります」

椿はそのまま帰ろうとします。ところが、祖母の話に不満を抱いていた湊が、椿を連れ去り「あなたには私と結婚してもらう」と言ってきて――――！？！