もくじ
嘘解きレトリック、44話&45話 感想
※ネタバレ注意です※
別冊花とゆめ 9 月号 嘘解きレトリック、44話 感想
今回は左右馬先生側の話ですね。
鹿乃子が心配で心配で仕方がないことが、ものすごく伝わってきます…!
いつもは、いつの間にか事件の真相を突き止めている先生の思考が、初めて描かれている気もしました。
これまでのことを思い出し、ちょっとしたことからヒントを得て、史郎さんの動きを推理する先生!すごいですね!
それでも珍しいと言えるほど、明確に焦りの色が見えるところにハラハラしました。
左右馬先生が、鹿乃子を どれだけ大切に想ってくれているかが分かったからこそ…。
手掛かりを集めて 史郎さんの目的を見事に突き止めていましたが、不安になったり 自分の無力さを嘆いたり、先生でも そういう気持ちになるんですよね >_<。
だけど、雅さんや 馨さんや 千代ちゃんや 耕吉さんに協力してもらいながら、鹿乃子へと少しずつ近づいていくことは、何だか嬉しくもなりました。
千代ちゃんが先生の力になってくれた、とは少し言い難い気もしますが(笑)
そして先生は、澄子さんにも協力してもらうことになるのでしょうね。
これまでの縁が先生の助けになってること、とてもステキだと思います!
この騒動の中で、鹿乃子と左右馬先生が お互い絶対に離れられない存在となっていることが、十分すぎるほど分かりました ^_^。
次回で無事に再会することが出来るでしょうか!?!
10月号が待ち遠しいです!
別冊花とゆめ 10 月号 嘘解きレトリック、45話 感想
今は嘘が分かる耳を持っていないし、鹿乃子は何も言っていないけど、史郎さんは鹿乃子が思っていること、お見通しなんですね。
「君が気にやむことはありません」とは言ったけど だからといって、それで鹿乃子が気にしなくなる…なんていうのは 無理な話だと分かっていたと思います。
それでも、史郎さんは それほど知りたいってことなんだろうなぁ…、武上の本心を。
そして ついに鹿乃子と史郎さんが会った武上の言葉、彼は決して善人ではないけれど、彼の言葉には 彼なりの真っすぐな強さがあると感じました。
「死んでも言わねぇ、オレの腹ん中 探ろうってのか」「オレの欲は オレのもんだ、お前が それを真似たって、オレの偽物でしかねぇよ」
武上の本心が、欲しかった真実が、もし“死なせようとした”のであれば、その通りにしようと考える史郎さんに対して、武上には嘲りの気持ちは あった気がします。
でも それ以上に優しさもあったと思いたいですね、史郎さんに死んでほしくない、という気持ちが。
「今でも人の腹を探るしか能がねぇなら、そうやって ずっと、ありもしねぇ本当を探して、オレの墓でも掘り返してろ」
他人を真似して“本当”を探すのではなく、自分自身で“本当”を作ればいい、そう伝えたかったんじゃないのかなぁ…。
史郎さんは“相手の言葉が嘘か本当か”、それだけが真実だと思い込んで、自分の心を守ることに精一杯で、人と関わるのが怖いのかもしれませんね。
そんな史郎さんの気持ちが分かった鹿乃子の言葉は、史郎さんに届いたでしょうか…?
「先生と出会って、たくさんの人の心に触れて、耳に聞こえるウソと本当だけが 真実じゃないと、知りました」「ウソか本当か だけじゃなくて、理由とか 状況とか、ちゃんと その人の心を見つめないと、私の答えは見つからないです」
武上から渡された懐炉を ずっと大事に持っていて、身を乗り出して手を伸ばした史郎さんは、ちゃんと人の心を見つめることができる人だと思います。
このピンチに間に合って駆け付けてくれた左右馬先生は とても格好良かったですね!!!*^_^*
この後 鹿乃子と先生は、史郎さんの力になろうと きっと頑張ってくれると思うので、次回が待ち遠しいです!
無事に再会できた鹿乃子と先生の反応も気になりますね *≧▽≦*