椎野翠 先生/兎山もなか先生の連載作品「きみは面倒な婚約者」の最新話が読めるラブジョシィは、不定期?発売のウェブマガジンです!
もくじ
最終話 5巻 Love Jossie Vol.137
出版社 白泉社/2024年5月15日 発売
外科医エリーゼ / 1~3巻 -今だけ無料-
2024年1月25日まで
「ひ臓を切除し 血管を結べば 助けることができると言うのか?」
「確かに 理にかなってはいるが…」
「この中に その手術をできる人間はいない」
(どうしよう ここで手をあげれば私の正体が疑われるし…)
だけど…
このままにしたら この患者さんは命を落とすことになる
いや! やるしかない!
「私にやらせてください」
「?!」
人の命よりも大切なものなんて ないんだから!
【2○○○年 地球】
《緊急事態です》
《皆様 この飛行機は只今原因不明の機体異常のため軌道を外れています》
《この飛行機は只今エンジンが停止しました 直ちに緊急脱出の準備をしてください》
《もう一度 繰り返します 直ちに…》
「どうゆうこと? 死にたくない!」
「ママ~」
こんなとこで緊急脱出したところで助かるわけがない!
また死ぬなんて絶対にイヤ! 今回こそ…幸せになろうって思ってたのに…!
前世での過ちを精算しようと死ぬほど努力したのに!
『私の名前は高本葵 医者であり 最年少で東京医大教授になった天才だ』
『私を指すあだ名は数多く存在する』
“マスター外科医(Master surgeon)”
“グレート外科医(Great surgeon)”
“希代な天才”
“バケモノ”
「ひ臓破裂だ! 血圧が低いぞ!」
「輸血は?」
「すでにしていますが あまりにも出血がひどくて…」
「患者さんの容態は?」
「教授!」
「手術の準備はできていますか? 血圧は?」
「60mmHgです」
「どうして そんなに緊張しているんですか?」
「え? そ…その 患者さんの容態が…」
「田中さん… これから私たちがするべきことは何ですか?」
「えっ… 腹部を切開し ひ臓から血管を探し止血します そしてひ臓の損傷度合いにより 切除するかどうかの判断を…」
「正解ですね」
「いいですか? 仮に患者の状態が良くなくても 我々はこの患者を必ず助けるんです 私たちには絶対にできます」
「……!」
「メス」
「それでは始めます」
なのに… なんで!
(こうやって死んでいくなんて…)
(今回こそは幸せな人生を送りたかった…)
『数百年前―― 地球ではない 違う世界での1回目の人生』
「エリーゼ・ド・クロレンス」
「そなたはこの国の皇后であるにも関わらず 嫉妬と欲に目がくらみ 悪行に明け暮れ…」
「ついに取り返しのつかない問題を犯したため 火あぶりの刑に処す」
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