La・La(ララ) 11 月号 ユキは地獄に堕ちるのか、第十九道 感想
※ネタバレ注意です※
今回は春花メインです。
春花による春花のための回です・・・!!!
前途は多難でしょうが、今まで隠れてたくさん苦しい思いをしてきた春花を応援したくなりました!
夏休みに入ったユキたち6人は六辻村へと帰りました。
目的は虚宿の封印の場所を確認する為です。
一人、なんてつまらない世界、とひどく暗い顔の春花。
監視と伝達役も人間道の子の仕事、と言い天哉の父と話を済ませると、春花は子どもの頃の辛い修行の日々を思い起こします。
天道と地獄道の子を守るという宿命を背負う春花は、祖母から厳しい指導を受けてきました。
春花の先代は未熟さ故に失敗をし、“仲間殺し”と罵られていたそうです。
仲間を守る力が必要とされ、春花は他の3人よりも大変な修行を行い、そして自覚を必要とされていたのです。
まるで生贄、そう思ってしまう春花と反対に、覚醒までは自由のユキ。
たとえ覚醒後の苦しみがあろうとも、そっちの人生の方が良かった、とまで思っていたある日、春花はユキに「いいわね、ユキちゃんは・・・、幸せそうだから」と言います。
「だって、春花ちゃんがいてくれるし!」
ユキの言葉に強い衝撃を受けた春花。
それは憎しみの気持ちなのでしょうか――――
時は戻り、天哉の「俺の彼女」という言葉を気にしていたユキが春花の家を訪ねました。
春花は天哉のことは友達としての好きなのだから、気を遣わないでと伝えます。
内心、鬱陶しいと思っている春花ですが、ユキに今夜はここで寝るよう勧めるのです。
何も知らないくせに、どれだけ私が心を殺してあなたを守っているか、私が今どんな気持ちか―――
そんなことを思う春花にユキは安心しきった笑顔で言います。
「春花ちゃんがいてくれて良かった」
もやもやとした感情が春花を襲います。
心を殺さなくてはという気持ちが、あなたが死ねばいいのに、へと変わり、寝ているユキの首に手をかける春花・・・・・・
しかし子供の頃のユキの笑顔を思い出すと、春花は自分の本当の気持ちに気付いてしまったのです。
暗い水の中にいた春花を救い出してくれたのはユキの言葉でした。
春花は涙を流し、ユキにキスをしました。
そして翌日、春花はユキの肩を抱き、天哉と秋羅に宣言をします。
「私だって、ユキちゃんのこと本気で大好きだからね」
まさかの展開きました!!!
春花は宿命を恨む気持ちと、ユキの宿命を羨む気持ちと、なんやかんやがごっちゃごちゃになって本人も気づかない内に、ユキに恋をしていたのですね!!?
ユキへの強い気持ちが、恨みによるものだと勘違いしていて、今までの「大嫌い」だったのでしょうか。
だけど、深層心理で嫉妬はしていたんだなぁ、天哉にね!
春花は天哉が好きで近しいユキに嫉妬しているのかと思いきや・・・でした。
キスまでしてるのですから、まぁそうだろうなとは思っていましたが、ラスト間際の「私だって、ユキちゃんのこと本気で大好きだからね」の春花の表情は完全に“女”の顔をしているので、絶対に友達の“好き”ではないですね!
度肝を抜かれた天哉と秋羅は何度見ても面白いです。
そして呉葉の「・・・そうだったの・・・?・・・そう・・・だったの・・・・・・?」。
2回言っちゃいました(笑)
さすがの呉葉さんも、春花の隠された感情までは見抜けませんでした。
ユキの天哉への気持ちは定まっていない様子?
「諦めたって言ったばかりだったんだけど・・・」と完全に受け入れてもいないし、拒否してもいないって感じです。
どうするんでしょうね?
とりあえず秋羅もがんばれ!!!
今回春花の謎が明かされてとても満足です!
虚宿についての進展は来月号でありそうですね。
雪が言うには、封印とは外道界に通ずる穴を塞ぐもの、らしいです。
つまり“虚宿だけ”を封印してるんじゃないんだよ!ってことでしょうか?
封印が解けたらヤバイなんてレベルじゃない話です・・・!!!
封印の場所に訪れたユキたちの反応、そして春花も加わったユキ争奪戦、楽しみです!