37.5℃の涙 61話・62話 16巻ネタバレ注意

投稿日：2019年5月30日

37.5℃の涙、61話(case 48)＆62話(case 49)　感想

※ネタバレ注意です※

桃子に情けない事を言ってしまった…と、慌てて謝る朝比奈さん。でも、桃子は謝ってほしくありません。

本音を言わず誤魔化してばかりで、そのせいで6年もの間和彦さんと上手くいっていなくて、苦しんでいる朝比奈さんを桃子は抱きしめます。

「…朝比奈さんは昔あたしに言いました…、すぐ我慢して…人に頼ろうとしない…って…、…でもそれは朝比奈さんだって…、あたしだって…　朝比奈さんに…、頼られたい…！」

俊秋くんが言っていた “和彦さんの余命は半年” という話は、嘘だったと知った朝比奈さんは激怒！

実家に帰って俊秋くんに文句を言うけれど、言い返されてしまいました。

「じゃあなんだよ、まともに言って　小春と桃子さん連れてこなくて、兄キひとりでここに帰ってきたのかよ、おやじが倒れて入院してんのは本当だよ、おやじも兄キもなんで素直に…」

2人のケンカを止めたのはお母さん。6年前を変わらない笑顔で、お母さんは朝比奈さんを迎え入れてくれます。

末っ子の冬梧くんは、朝比奈さんの事を覚えていませんでした。最後に会ったのは 4歳の時で、無理もないのです…。

翌日、体が弱くて熱を出してしまった冬梧くんを、朝比奈さんが看病します。

だけど冬梧くんは、朝比奈さんに気を遣ってばかり。

言ってくれればやるのに…、なんで言ってくれないんだろう…。そんな事を思った朝比奈さんは気がつきました。

（あれ…、これって…、いつも…俺がしてたこと…？　「助けて」って　言ったら相手を困らせるから、ダメだって思ってきた　でも――…、断られたほうはこんなにも苦しくて、悲しい、そうだこの気持ちは　あの時も――――…）

その後すぐに冬梧くんと打ち解ける事ができた朝比奈さんは、桃子を抱きしめ伝えます。

「僕はね桃ちゃん、君と付き合う前、「なんで桃ちゃんはひとりで悩むんだ」「なんで頼ってくれないんだ」って思ってた、だから　頼ってくれた時は、本当に嬉しかった、そうだよな　大切な人に頼られるってすごくすごく、嬉しいことなんだよな」

「――――今…、…もし…　会って…　また本音が言えなくて…、また傷つけて…、…もう…　本当に取り返しのつかないことになってしまったら　…って思うと…、やっぱり…　まだ少し…、足がすくむんだ」

「――――ねぇ　桃ちゃん、君に、頼ってもいいかな、父と話す勇気を、あと少しちょうだい」

桃子は笑って、「喜んで！」と返事をしてくれました――――

朝比奈さんは、義父・和彦さんと向き合うため、病院に通います。

2人が大好きな「共通の話題」は小春ちゃん。だから、小春ちゃんのアルバムを持って行ったところ…、作戦どおり和彦さんと少しずつ会話を増やす事に成功したのです！

今夜もう帰らなければいけない、という日に朝比奈さん達は、病院の目の前にある海へ遊びに行きました。

すると、小春ちゃんがクラゲに刺されてしまいます…。

電話で事情を知った和彦さんは、すぐに海まで来てくれました。

クラゲの種類を見極め、正しい対処をしてくれた和彦さんのおかげで、事なきを得ます。

朝比奈さんは、和彦さんに「ありがとうございます」と伝えました。それは、和彦さんがいちばん聞きたかった言葉なのです。

「…元春…　こっちこそ…ありがとう…」「頼ってくれて…、嬉しいなあ…　息子に…頼られるって… こんなに…、嬉しいこと…なんだなぁ…」

朝比奈さんと和彦さんが、無事に仲直りできてホッとしました！！！

誤解やすれ違い、空回りがなくなれば、2人は本当の親子以上に仲良しですよね。ケンカするほど何とやら…ですね ≧▽≦

帰れて良かったと朝比奈さんが言えるようになったのは、桃子が支えてくれたおかげだという事に、また嬉しくなっちゃいます！

そして、「ありがとう」を伝える事の大切さを教えてもらえた気がしました ^_^。

小春ちゃんにも楽しい思い出ができて、本当によかったですね！！！

さて、次回はどのようなお話になるのでしょうか？　8月号の63話が楽しみで仕方ありません＊^▽^＊