PとJK 12巻 44話ネタバレ注意

投稿日：2018年3月13日更新日：2018年4月17日

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別冊フレンド　4月号　PとJK、CASE 44　感想

※ネタバレ注意です※

唯ちゃんがどこへ行こうとしていたのかは分からないし、とりあえずアパートに帰ろうとしていたのかもしれませんが、父親と再会することはもちろん望んでいなかったですよね…。

やっぱり父親は、唯ちゃんの近くにずっと居て、唯ちゃんを見張りながらチャンスを窺っていたのでしょうから、朝の4時半という時刻が逆に父親にとって好都合になってしまったかな、なんて思いました >_<；

そんな時間だから通行人も誰もいないので…。

一見、普通の父親に見えるし、むしろ穏やかそうなお父さん？とも思える男だけど、唯ちゃんの怯えきっている様子からどれだけ恐ろしい人なのか、よく分かった気がします。まあ、人に頼んでまで大神さんに腹いせした男ですもんね @_@；

父親は唯ちゃんの親権を放棄するつもりはないし、1人にするつもりもない。その理由は唯ちゃんに“稼がせよう”としているから、なんて最低すぎます…！

「唯、昔教えたよね？　パパが稼げないのは誰のせいかな？　おまえを1人で育てたせいだよ」

男1人で子どもを育てるのはそりゃ苦労も多いでしょうけど、だからって全て唯ちゃんの責任みたいに言うのは、自分は犠牲になったみたいに言うのは、本当に恥ずかしいことだと感じました。

「何度も教えたはずだよ、人になにかしてもらったら返さなきゃいけないって」

さも良い父親かのようなことを言うことで唯ちゃんを追い詰めて、今にも過呼吸を起こしてしまいそうなのに人の気を引く演技だとか、勝手なことばかり語る父親に対して、謝る必要なんかないですよ T_T。

家で待機するよう大神くんから言われていたけど、きっとじっとして居られなかったんだろうカコちゃん。唯ちゃんを助けに走ってきてくれる姿、すごく格好良くて頼もしい！！！

まず防犯ブザーを鳴らしていたので、そういったところはすごく冷静に対処できていたと思います。

ただ、とにかく唯ちゃんを逃がそうとあの父親に正面から向かっていったのは、あまりに無茶でしたね…、相手は普通の男ではないんですし… >_<；

まさかカコちゃんが病院に運ばれる事態になるなんて、三門があれだけ混乱するのも当然だと感じました。

幸い、ケガは浅いし脳にも影響はないってことですが、病院に駆けつけた大神くんは、ものすごく自分を責めていたでしょうね…。

それが分かっているからこそ、カコちゃんのお母さんの前で「俺がカコを巻きこんだんです」と先に言ったジロちゃんは、優しいしとても格好良いなぁ、と思いました！

「これは俺の責任だ、…おまえは唯ちゃんのことだけ考えてりゃいいんだ」

ちょっと最近のジロちゃん格好良すぎて困ります…！！！

病室にいるカコちゃんが、功太くんと2人で話したいって言ったのは、別に慰めてもらいたかったわけではないんだよな…と思うと、カコちゃんの強さは本当にスゴイと感じました。

叩かれて、倒されて、近づいてきて、そんな「悪意」の前で怖いと思うのなんて当然のことで、それなのに「今は甘やかされたくないの」と功太くんに告げるカコちゃんは、ものすごく心が強い女の子だと思います。

そして、カコちゃんを守るため父親に「お願いしますちゃんと言うこと聞くから、この子は連れていかないで」と頼んだ唯ちゃんも、強くて優しくて、泣けてくるほどでした…。

「だってわたし安心したもん「助かった」って思ったもん、唯Pが連れていかれたのに」

「…悔しい…、悔しい、悔しい！　自分がこんなになにもできないなんて」

功太くんの言うとおり、カコちゃんが自分を責める必要なんてないし、追いかけなかったのは正しい選択だけれど、結果として“唯ちゃんを守れなかった”という今の状況から逃げないって、とても大切で、とても勇気がいることなのではないでしょうか。

「わたしが被害届を出せばあいつを逮捕できるよね？」「功太くんあいつを捕まえて、今度こそ唯Pを助けたいの」

そのためなら、思い出したくないことまで詳しく話をする覚悟はできているカコちゃんと、カコちゃんの覚悟を受け止めてくれた功太くん。

今度こそ、必ず、唯ちゃんを助けることができると思います！　次回が待ち遠しいです！