安藤なつみ先生の連載作品「私たちはどうかしている 夫婦編ー妻恋いー」の最新話が読めるBE・LOVE(ビーラブ)は、毎月1日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
妻恋い 6話 2巻 BE・LOVE 2025年2月号
出版社 講談社/2024年12月27日 発売
デーモン聖典(サクリード) / 1巻 -今だけ無料-
2022年7月11日まで
《デーモン―DEMON―》
《人間にとって有害であり、その存在を破壊しようとする非物質的な霊(スピリット)。 サンスクリット語のdiv(輝く)に発す。 この同じ語源から「ディーヴァ」という存在を 真に気づかう非物質的な霊をあらわす。》
《北欧 フィンランド ラップランド地方 キナリ村》
「うわああ―――っっ きれーっ」
「満足? 憧れの国に来れて」
「も――っ 最高っ 我がまま聞いてくれて ありがとうっ 僚ちゃんっ」
「新婚旅行はフィンランドにって 呪文のように繰り返されちゃなあ ま おれもオーロラ みたかったし」
「で なんてったっけ 礼奈の憧れのフィンランド人 歌手」
「もおっ ちがうっ」
「わざとでしょ 僚ちゃんっ」
「ピアニスト そして作曲家っ」
「24歳の若さで夭折した天才なのよぉ…」
『私の永遠の憧れ ミカ・ヴァラツカ―――――』
「それか ネットオークションで そーぜつな争奪戦の末 獲得した写真… 確か 給料2か月分 つぎこんだって………」
「だって 超レアものだったし! 19歳の時 チャイコフスキー国際コンクールで優勝して その楽屋でのスナップっ」
「あっでも ミカと僚ちゃんは別だからね!! 別の意味でスキなんだからっ」
「はいはいっ わかってます」
「礼奈がホレてんのは 彼の音楽だろ? この国みたいに すきとおった音のさ」
「僚ちゃん 私達さー 2人とも身寄りなくって お互いしか ホントにいないんだよね…」
「だから ずっとずっと一緒にいようね…」
「家族は これから増やしていけばいいさ!」
「うん!」
「出た!! オーロラだ!!」
「ミスターイチジマ! 上! 上!」
「えっ」
「わぁ ホントにオーロラ!? 良かったねぇ 僚ちゃん!」
「ああ! 期待してなかったんだけどな! オーロラツアーなんてさ!」
「なんだ… これは…」
「こんな… 見たことあるか ヤン!?」
「いや…っ」
「おれも40年 ここに住んでるが… こんな ものすごいオーロラは…」
「このツアー客はラッキーだぞ…!!」
「すごい………」
「私…… 一生今日のこと忘れない……」
「何だっ!?」
「あれをみろ!!」
「なんだ あれはっ!!」
「一角獣(ユニコーン)……!?」
「な…何かのイベントか!? ヤンさんっ」
「し… 知らないっ おお 何てことだ!!」
「ああ 神さま!!」
「こっちへ来るぞっ」
『キラキラ光ってる…』
『きれい……』
『なんて きれいな生き物なの………』
「れな…」
「礼奈っ」
「もどれ 礼奈っ!!」
『すごい… この子……』
『碧色の宝石みたいな…………』
『まるで ミカの瞳……』
無料期間が終わっても サンプル試し読みできます! 気になったら ぜひチェック♪