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結末

犬夜叉 最終回 56巻 ネタバレ注意

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犬夜叉、最終話 完結56巻 感想

※ネタバレ注意です※

長く長く続いた傑作漫画「犬夜叉」。

その最終話は、恐らくほとんどの読者が笑顔になれる、穏やかなハッピーエンドでした。

高橋留美子先生の作品の中では、比較的ハードでシリアスで、流血描写も多い本作品。

激しいバトルに憎み合い、復讐に絡み合う陰謀。

登場人物は少年少女が多いのに(例外はありますが)、過酷な運命を背負う者ばかりでした。

その最たる者が、主人公の少年「犬夜叉」と、ヒロインである「日暮かごめ」の時を超えた恋でしょう。

現代人でありながら、戦国時代にタイムスリップしたかごめ。

彼女は500年前の世界で仲間と出会い、恋をし、宿敵「奈落」と激しい戦いを続けてきました。

そして全ての元凶である「四魂の玉」を破壊し、奈落を倒し、因果をほどいた後、彼女の戦国時代での役目は終わってしまいます。

「あるべき場所」である現代に戻り、家族や友人と再会したかごめ。

もうタイムスリップの井戸は作動せず、戦国時代に行くことは出来ません。

過去と未来に分かれた犬夜叉とかごめは、最終回で離れたまま三年間を過ごします。

「犬夜叉や皆に会いたいけど、家族や友人、自分の世界を捨てる勇気がない」

と悩み続けたかごめ。

「かごめに会いたいけど、家族から彼女を奪ってはいけない」

と、孤独に耐える犬夜叉。

仲間たちも家庭を作り、幸せに暮らしながらも二人を案じていました。

そして奇跡的に、もう一度だけ井戸が繋がった時……かごめは

「やっぱり、犬夜叉に会いたい」

と、身一つで井戸に飛び込みました。

母に別れを告げて……。

「ごめんね、待っていてくれた?」

と涙目のかごめを、

「今まで何してたんだ」

と強がりを言いながら、そっと抱きしめた犬夜叉。

仲間の弥勒、珊瑚、七宝に楓と再会し、皆で喜びを分かち合いました。

しかし現代に残された、かごめの家族の姿もちゃんと描かれています。

「姉は嫁に行った」

と友人に説明する弟は、ちょっと寂しそう。

お祖父ちゃんを支える姿は、以前より逞しくなったようです。

残した者、残された者の寂しさを、さりげなく描いているあたり、こまやかさを感じました。

それでも選んだ、不自由な500年前の世界。

洋服を脱ぎ捨て、便利な道具もない場所で、それでも巫女として生きていく。

もともと優れた巫女であるかごめは、先輩巫女の楓に色々教わっており、立派にやっていけることでしょう。

犬夜叉と寄り添うかごめは、とても穏やかな顔をしています。

「私はここで生きていく。犬夜叉と一緒に、毎日を積み重ねていく」

「私と犬夜叉は、明日につながっていく」

最後の見開きページの、かごめのモノローグです。

皆、たくさん傷ついて戦って、泣いて、血を流して……。

仲間の弥勒と珊瑚も、何度も何度も死にかけながら、最後までなんとか生き残りました。

死の呪いから解放された弥勒は、恋人の珊瑚と家庭を築き、なんと三人の子の父親になっています。

家族を亡くし重傷を負った珊瑚も、仲間の仇を討ち、弟を取り戻しました。

最終話で、三人目の子を出産した珊瑚の、穏やかな笑顔。

双子の姉娘たちに囲まれ、夫婦ともに幸せいっぱいです。

命懸けの旅を終え、ご褒美のような幸福の中にいる二人。

文字通り血反吐を吐いて戦い続けた彼らへの、最高の最終回だと感じました。

他にも、楓の村に預けられ、すくすく育っている人間の少女「りん」。

そして度々村へ通い、彼女の成長を見守っている大妖怪の「殺生丸」と、お供の「邪見」。

まだ幼いりんが、人間の村で必要なことを学びながら育つのは、素晴らしい配慮だと感じました。

そして成長した暁には、人間の世界と妖怪の世界、どちらを選ぶか決める。

想像の余地がある、これ以上ない終わり方だと思います。

犬夜叉と異母兄の殺生丸、相変わらず仲が悪いものの、以前よりは距離が近いのも感じて、ほのぼのしました。

全方向にフォローされている、最高のラストシーンでした。


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