Kiss(キス) 3月号 パーフェクトワールド、44話 感想
※ネタバレ注意です※
つぐみと鮎川にとって 一番大切な季節、春。ついに 2人の結婚式が行われる日です。
たくさんの人が祝福に訪れてくれて、もちろん つぐみのお父さんも。
「お父さん、わがままばっかり言ってた私を ここまで育ててくれて、ありがとうございます……、私 親孝行もしなくて……」
「それは こちらこそだ、本当に これ以上のことはない、今日は いい日だ」
バージンロードを歩く際、お父さんは「今日 杖はいりません」と言いました。
心配する つぐみに、大丈夫だと伝える お父さん。
「お嫁に行ったら こんなふうに二人で歩くことなんて もう ないかもしれないから、お父さん 今日くらいは、ちゃんと父親らしく、おまえを送り出したい」
お父さんにエスコートしてもらい、つぐみは 鮎川の元へ。そして 誓いのキスを――――
結婚式には、圭吾さんも来てくれています。楓さんは 病院で来る事ができなかったけれど、楓さんが贈ってくれた 素敵なウェルカムボードを 式が終わってからも大切にする、と話す つぐみです。
晴人くん 舞花ちゃん、石橋さん、職場の先輩も来てくれました。
本当に たくさんの人たちに祝福してもらえている つぐみと鮎川を、鮎川のお母さんは 嬉しそうに見守っています。
そして、「少しだけ お話させてもらえる？」と言って 鮎川のお母さんは、つぐみに 感謝の気持ちを伝えてくれました。
「こんな夢みたいな未来があるなんて、とても考えられなかった、樹が障害を負った頃は ただ、苦しくて……」「でも樹は 頑張ったわ、大学に復学して、就職して、目標だった 建築士にもなって、私に こんな 可愛いお嫁さんまで見せてくれた、自慢の息子だわ」
そう話す鮎川のお母さんに つぐみは、これから ひとつひとつ幸せを取り戻していくことを、力強く 誓うのです。
披露宴では、つぐみから 鮎川へ、サプライズプレゼントがあります。
つぐみが 高校時代に描いた 桜の絵と、そして もう一枚、障害を負う前の鮎川が バスケに打ち込んでいる姿の絵でした。
タイトルは『あの頃の大切な思い出』、久しぶりに描いた つぐみの大作です。
「車イスになった時、高校のバスケ部ん時の写真は 全部 辛くて 捨てちゃって……、でも そのあと すげー後悔したりして…
後悔といえば これまで毎日 しない日が ほとんどなくて…、今日 できなかったこととか…、あの時 ああしてればとか……
…だけど、これからは そんなことも少しずつ減っていくような気がします、この絵は僕の 新しい宝物になりました」
「ありがとう、つぐみ」
とてもステキな結婚式でしたね。今回は ずっと、ジーンとしながら 読んでいました ^_^。
笑顔が溢れる、幸せで 素晴らしい1日になってくれたと思います。
つぐみのウェディングドレス姿は 本当にキレイだし、鮎川のタキシード姿は 本当に格好良かったですね！！！
長沢さんと是枝くんが 定例会を続けていた事も、何だか 嬉しいなぁ。2人とも、もう すっかり元気そうで よかった！
そして、式場に手紙を出してくれた 長沢さんの優しさに、感動しました ^▽^。
さて、つぐみと鮎川の物語が 終わったわけではないので、このあと新たな場所で続く 2人の新章は どうなっていくのか、今後の展開が ますます気になりますね。
次回 45話は5月号との事で、今から 待ち遠しくて仕方ないです。
