La・La(ララ) 3月号 砂漠のハレム、第39話 感想
※ネタバレ注意です※
半年ぶりの再会を果たせた ミーシェとカルムだけど、喜んでいる暇はないのが ツラいですね T_T。
とにかく今は、カルムの身元を隠す事が 必要なんですもんね…。
それにしても “カルム第三王子 見つけたら ご連絡ください” の張り紙、メフライルが描いたのかな? けっこうイケメンに描いてくれてるなぁ、って思いました(笑)
そして、お付きの人の私服(?)姿 初公開!!! たしかに まるで別人ー!!!
長髪がトレードマークのカルムも 今は短髪で だいぶ印象が変わっているし、そこまでコソコソしなくても大丈夫、という事が せめてもの救いでしょうか。
――――その期間は さほど長くはなかったわけですが……。
つい半年前までは 活気のある良い町だったはずなのに、今の南州は 雰囲気が変わってしまいましたね…。
アナトリヤの工兵によって 地下水路が破壊された、その報復で 南州に住むアナトリヤ出身者を 見せしめとして晒す。彼らには 何の罪もないのに。
こんな仕打ちを許せず、感情的になってしまうミーシェの気持ちが よく分かります。ヒドすぎですもん… >_<。
だけど たしかに、ミーシェが 真っ正面から止めに入っても、今度は ミーシェが捕まるだけ。止めてくれた “ザハール” という旅の男に、感謝しなくちゃいけませんね。
しかし、このザハールという 初老の紳士、どこから どう見ても…………ですよねぇ??
ザハールから 事の経緯を聞き、敵国の者が迫害を受けるのは よくある話だと分かっている上で、当然のように “まずは アナトリヤの住民を助ける” という意見で ピッタリ一致した ミーシェとカルム、さすがだなぁ ^▽^。
相手が敵国の人間かどうか、なんて 2人には どうでもいい事なのでしょうね。
「ザハール殿、こちらの計画を知った以上 できれば共に行動して頂きたいのですが」
「…良いだろう、手並み拝見といこう」
カルムは ザハールの正体に気づいているはずなのに、気づいていないミーシェを ザハールと一緒に行動させるのは、カルムの ちょっとした意地悪なの??
ずっと守ってきた南州の民が こんな目に遭ってしまい、苦しくて仕方ないカルムは 何度も拳をグッと握ってしまうのかな…。掌に 爪の跡がついてしまう程に…。
そんなカルムのそばに、ミーシェがいてくれる事に とても嬉しくなりました。
「…王子とか関係なく あなたという人間に 私は何度も救われてきたよ」「だから大丈夫! 今の特殊な立場だからこそ できる事も あると思うし、私に手伝える事は 何でもするから!」
何でも…と言いつつ、カルムに「ならば目を瞑れ」と言われたら 速攻で断るミーシェには笑ってしまいます ≧▽≦
まぁ 何だか嫌な予感しかしなかったんでしょうね(笑)
「…確かに お前の言った通り、特殊な立場だからこそ できる事があるな」
王子の立場では できなかったけれど、今なら 赤の部族に “派手な仕事” を頼める、という事ですか…!!!
サナやラムラ、アティ達の避難場所となってくれていた 赤の部族。彼女達に 散々 迷惑をかけられてたみたいだから、ストレス 溜まってたんだろうなぁ(笑)
元々 戦闘部族だったガルラ達が、まさに 大暴れでしたねー! テンション上がりすぎな気もしますが…。「ひゃっほい」って… ^_^;
赤の部族を引き連れて 拘束された人達を救出に向かうカルムも、救出された人を手当てするミーシェも、とても格好良くて グッときました。
“戦を止めたい”、その気持ちが ミーシェを突き動かしているし、カルムの成そうとしている事・目的だって、同じなのではないでしょうか。
ミーシェとカルムが メフライルに見つかってしまわないか、ザハールは メフライルに何て答えるのか、緊迫の展開で終わり、続きが めちゃくちゃ気になります!!!