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桜の花の紅茶王子、49話&50話 感想
※ネタバレ注意です※
別冊花とゆめ 4月号 桜の花の紅茶王子、49話 感想
サクラが事故に遭ったことを、奈子から聞いた吉乃。すぐに病院に向かいました。
紅に付き添ってもらい、病院に到着して アッサムの姿を見つけます。
「お前がついて居ながらどういう事だ アッサム」
誤解をして、感情的に怒鳴ってしまった紅。まるで アッサムが紅茶王子だった頃のようです。
驚いて止める吉乃。ハッと我に返ると、紅は すぐに謝りました。
紅に「アッサム」と呼ばれたことが嬉しそうなアッサム。その内、元紅茶王子であることを 紅に話すつもりみたいです。
サクラは傷を負って 最大7針という重傷でしたが、幸い 頭や骨に異常はありませんでした。
魔法で なんとかしたので、杏梨は無傷。自分に使わなかったのは 間に合わなかったから、とサクラは言います。
2人きりになって 話をする吉乃とサクラ。人間になる条件を、サクラは 吉乃から教えてもらうのです。
サクラを忘れたくなくて 涙を流す吉乃と、吉乃が泣くことが 耐えられないサクラ。
キスをした2人が決めた道とは――――
顔や腕に傷を負って 包帯だらけのサクラの姿は痛々しいけれど、とりあえず 入院や手術が必要になるような状態ではなかったし、杏梨ちゃんも無事ですし 安心しました。
この事故をキッカケに 吉乃とサクラ、それぞれ思うことは 沢山あったと思いますが、その影響で 2人がどのような決断をすることになるのか、とても気になりますね。
きっと どんな道を選んでも、吉乃が泣かないっていうのは無理な話で、なのに 泣いてないって強がる吉乃が「わたしは、サクラが一番 望むようにしたい・・・」と言ってくれたことを、サクラは これまでとは違う受け止め方をしてくれただろうな、と感じました。
「ありがとう」「俺も吉乃に甘えたい」
サクラの その言葉と、キスをしたことは、サクラの変化を 明確に表していますもんね?
果たして、サクラが決めたこととは どんなことなのか、次回が気になります!
別冊花とゆめ 5月号 桜の花の紅茶王子、50話 感想
サクラが決めた道は 人間にならない。読んでいて どちらかというと、やっぱりか…という気持ちの方が強かったです。
でも、吉乃に忘れられるのが怖いのではなく、吉乃から吉乃の一部を奪ってしまうのが怖い、って言っていたことで、自分の気持ちから逃げてきた これまでのサクラとは違うんだな、と ちゃんと感じることができました。
「吉乃と別れた後も 絶対に人間にはならない、だから吉乃は 俺のことをわすれたりしない、俺と別れた後でも 絶対にだ」
別れがツラくなるとしても、今の気持ちを誤魔化したら 一緒にいる間ずっとツラい。いつか別れがくるのは 誰と誰だって一緒。本当に そのとおりだなぁ、と思います。
「どうする?吉乃、決めてくれ」「吉乃も同じで いいっていうなら、俺たちふたりの最後まで幸せに 一緒にいよう」
そんなふうに言われてイヤって言える人、いないでしょうね。
八重おばあ様への感謝の気持ちになると思って、サクラを返すことを決めた吉乃。もう吉乃の心も 整理はできているんですね。
ようやくボスが「帰って来い!!」と言えて、サクラが吉乃の傍にいることを認めてくれましたし、吉乃の願いが全部 叶うまで、吉乃はサクラに 大切に大切にされるんだと思うと、切ないけど 良かったなぁ、と思えます。
婿にはならない、吉乃が結婚しても 子供を産んでも、吉乃が「もういい」と言うまで傍にいる。普通だったら 納得できないだろうサクラの言葉だけど、サクラと吉乃の気持ちを尊重し 受けれてくれた お父さん、かっこいいですね!
サクラとアッサムは まったく違う選択をしたけど、どちらも 間違ってなんかいなくて、後悔しない道が1人1人 みんな違うのは、当たり前のことだなぁ と改めて感じました。
だからこそ ケンタも、奈緒の忠告を聞いて 自分の事を大事にするようになってくれると良いなぁ、と思います。
アッサムが言っていた「男子会」で、元紅茶王子であることを アッサムは紅に話すつもりなのかな?という気がしますが、ケンタにも伝えられるでしょうか?
次回も とても気になります!!!