もくじ
忍恋(にんこい)、第13話&第14話&第15話 感想
※ネタバレ注意です※
花とゆめ 8号 忍恋(にんこい)、第13話 感想
交通事故により 全治2か月の大怪我を負った、楓。退院し、自宅で 療養中です。
楓の役に立ちたい、と思う 杏子だけど、出来る事は そう多くはありません…。
福村さんのお手伝いで 郵便物の仕分けをしていた杏子は、楓への 嫌がらせの手紙を見つけました。
よく来る タチの悪いイタズラだと、福村さんは 杏子に説明します。
「楓様は急進派の経営者なのでね、ズブズブだった黒い関係を清算されて以来 こういった物が頻繁に来る、暗殺者を送りこまれることもあります」
杏子は 福村さんに「送り主に心当たりがあるなら 教えろ」「私が片付ける」と言うのですが、もちろん 止められました。
「…あなたが心配してなくても大丈夫、ああ見えて 楓様は怖い方です 簡単には手を出してくる連中はいない」
楓様は “容赦がない”から 皆に恐れられている、と 福村さんは言うけれど、杏子には サッパリ理解できないのでした……
テレビで見た ケバブが食べたい、と わがままを言って、杏子に買い出しを頼んだ 楓。
だけど 本当は、杏子に 社会経験を積ませたいのです。
(杏子を 側におきたい気持ちと、距離をとっておきたいという 相反する気持ちがある)
「まだ少し 怖いのかもしれない」「ちょうどいい距離を探してるんだよ、未練を持たない距離っていうか…」
(杏子の幸せを願いながら、安らかに逝ける 優しい距離)
しかし 杏子は、頼まれたケバブを 何とか手に入れたのに、楓の事を邪魔に思っている マスク姿の男に 攫われてしまい――――!?!
楓の役に立ちたい と心から願う杏子に対し、「杏子が そばにいると 安心する、だから君は ちゃんと仕事をしている、ずっと側にいて」と言って 微笑んでくれた楓に、めちゃくちゃ キュンキュンしました *≧▽≦*
そして、「…もっと あの表情が見たい…」と思うようになっている杏子が すごく可愛いです…♥
己の無力さに 打ちのめされた上に、楓の敵に 攫われてしまった杏子は、一体どうなってしまうのか 心配で仕方ありません T_T。
だけど 杏子を助けるため、楓の “容赦がない” ところが発揮されるのでしょうね。
早く 続きを読みたいです! 10・11号の14話が 待ち遠しいです!
花とゆめ 10・11号 忍恋(にんこい)、第14話 感想
マスク姿の男に攫われてしまった 杏子。しかし 実は、彼らの正体を知るため 捕らえられたフリをしただけでした。
「お前が楓の命を狙う親玉だな やっと見つけたぞ」
すると マスクの男は、杏子の事を「気に入ったよ」と言うのです。そして 杏子に問います。
「華山院楓は 果たして 君が忠義を尽くすのに 相応しい人間だろうか?」
「他に跡継ぎはいない、だが彼の呪いは 御家を滅ぼす そして彼が死んでも 御家は潰える、華山院家は終わりだ」
杏子は、勝手な事を言われて 我慢なりません。楓は 汚れてない、厄でもない、と言いました。
「いつだって お家のために 頑張って生きてるんだ、お前達に 楓の何がわかる、誰より純粋で、優しくて、きれいな人だ」
楓に仇なす者は蹴散らす、それが側忍の仕事だ と話した杏子に、マスクの男は「それなら私を攻撃するのは お門違いだよ」と反論します。
「私の名は 七雲 しがない商人 お客の希望する商品を調達するのが 私の仕事だ、
華山院楓の弱みが欲しい という依頼は 以前から多くてね、今回やっと 君の存在に行きついたというわけ」
「私の顧客は 各界の有力者、その中で華山院に宿怨のある人は 30人超、君が倒すべきは この30人!」
「全員 片づける? 日本が傾いちゃうねえ、現実的じゃない、
なのでより怨念の深い 上位5人を選んでみた、楓さんが殺されるとしたら犯人は恐らく この5人の中の誰かだね」
「そこで提案! 君はこれから 私の商品のふりをする そして私は この5人に 君を買わないかと持ちかける、最も高値を付けた者が 楓さんにとって最も危険な人物、
つまり君の捜している敵だ、どう? 私と手を組んでみない?」
楓のために 敵を見つけるため、七雲と組む事にした 杏子は――――!?!
花とゆめ 12号 忍恋(にんこい)、第15話 感想
楓の敵を探るため、山奥に住む 最後の1人、月白教の教祖・月白の元へと やって来た、杏子。
月白が「私は華山院殿に 何の恨みもないよ」と言ったため、杏子は こんな気味が悪い連中がいる場所から 早く出よう、と思ったのですが…、実は 月白は、七雲の 一番のお得意様だった事が発覚します。
「これは救済だよ、華山院を殺せば 悪に囚われた 心弱き者達は救われる、救われた彼らは 僕に感謝し 月白神に傅く」
そうして有力な信者をゲットして 教会を潤わせる事、それが 月白の狙いです。
楓に 憎しみや恨みはないけれど、お金のために 楓を殺そうとしている。楓の一番の敵は 月白だと、杏子は 突き止めました。
ところが、月白に気絶させられ 杏子は捕われてしまいます。
「君は 華山院をおびき出す 大切なエサだ、大丈夫 用が済んだら 帰してあげるよ 主人のいなくなったお家へね」
杏子は、楓は 華山院の当主という 責任ある身の楓が、のこのこ こんな所に来るわけがない、と考えていました。
しかし 楓は、杏子を助けるため 呼び出された場所に、指示通り たった1人で やって来たのです。
そして、私の側忍と 近くで話をさせてほしい、最後のお別れがしたい、と月白に頼んだ 楓。
許可が下りると、楓は 杏子の近くに来て、杏子を そっと抱きしめました。
「ねぇ 杏子、私のせいで こんな目にあわせてしまった…、あることないこと…大人達に吹きこまれたかもしれない、私のこと、嫌いになった…?」
「ならないよ、だから 死なないで、楓」
「そう、良かった…、じゃあずっと、私のこと 好きでいてね」