理想のオトコ、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
茉莉沙が 疲れた顔をしていると、「笑顔でいられない仕事なら 辞めたっていいんだぞ？ 俺は 君が笑顔の方がいい」と言ってくれる、茉莉沙の優しい旦那さん。
でも 茉莉沙は、“何かが違う” と ずっと感じています…。夫婦なのに 本音で話す事ができないのです。
浮気を疑わせる出来事があっても 旦那さんを問い詰める事はできず、悩みを抱えている茉莉沙は 高野さんに惹かれていき――――？
ミツヤス先生に、志摩さんと何を話していたのか 聞かれた燈子は、言葉に詰まってしまいました。
すると、ミツヤス先生は 慌てて、不躾なことを聞いて すみません、忘れてください、と言います。でも 燈子は――
「…あの、………なんで圭吾… 志摩くんとの会話、気になったんですか？」
「………それは…… ……………………小松さんが、志摩さんのところに行ってしまいそうな気がして……」
（ズルいな私…、今 その答えが返ってくるの わかってて、先生に言わせた……、言ってほしかった…、私やっぱり 先生のこと 好きなのかな…）
燈子と ミツヤス先生は、ますます 仲を深めていきました。
コレといった言葉は ないけど、付き合っている。燈子は そう思っていたのですが――
アシスタントの最賀くんに「あなたは先生の彼女なんですよね？ ふたりはお付き合いされてるってことで いいんですよね？」と確認された時、ミツヤス先生は「お付き合いはしていません」と答えます。
気まずい空気が流れる 室内…。ちょうど電話がかかってきた 燈子は、すぐに その場を後にしました。
（何やってんだ 私… 勝手に浮かれて 勝手に思い込んで、何も言えないまま 逃げるように 立ち去って…）（いい歳して バカみたい…）
圭吾から誘われて 食事に行った燈子は、気兼ねしない同級生との会話に 救われます。
（年上のミツヤス先生とは違う安心感……）（天然で可愛いけど 残酷な年上と、寄り添ってくれるけど 安心し過ぎちゃう同級生、私にとっての幸せは どっちなのかな…？）
燈子に元気がない事を 気づいている圭吾は、告白の件は気にしなくて いい、と言ってくれました。
「けど本当に嬉しかったんだ、燈子と再会して 10年経ってても 変わらない空気っていうか 感覚っていうか…、それが無性に 嬉しかった、俺にとって燈子は 特別だったから」
圭吾の言葉に（どうしよう…）と戸惑いつつ、（すごく嬉しい…）とも感じる 燈子です。
何日も ミツヤス先生とは連絡を取っていなかったのに、圭吾との食事中 ミツヤス先生から 燈子に電話が…！
着信表示を 圭吾に見られてしまい、親しい関係ではない、と誤魔化した 燈子。
しかし 嘘に気づいた圭吾が、2人の関係について ハッキリさせたくて、ミツヤス先生を 呼び出しました。
駆けつけた ミツヤス先生は、燈子に「話をさせてください」と 必死な様子で言います。
「この前言ったこと 謝りたいんです その…あれは…全然違う意味で…、あの後 最賀くんにも怒られまして…、あれは…あの言い方は誤解させたって」
「僕はまだ ちゃんと…、言ってなかったので…、だからあんなことを…」「すみませんでした！ 僕は トーコさんが好きです」
ちゃんとお付き合いしてほしい、と 燈子に告白したミツヤス先生ですが、圭吾が対抗してくると すぐに「今の話は なかったことに」とアッサリ引き下がってしまい――――！？！
ミツヤス先生は、“結婚” までは とても考えられない…、って事なのでしょうか？？
そこまで燈子の事を 好きなわけではないから、とかではなく、自分に自信がないからなんだろうなぁ と思います。漫画家って 不安定な職業と言えるでしょうし…。
しかし それにしたって、あんなに易々と引き下がっちゃうなんて 驚きですよね！ ライバルの圭吾も さすがにビックリですね(笑)
燈子への真っ直ぐな告白に めちゃめちゃキュンとしたので、ミツヤス先生には もっと勇気を出してほしい！ 先生が 引かなければ、燈子は きっと絶対に、ミツヤス先生の事を選ぶはずなんだから…！
――さて、燈子とミツヤス先生の関係が 茉莉沙にもバレてしまい、この後どうなるのか とても気になります！！！
