銀のスプーン 91話・最終回 17巻ネタバレ注意

投稿日：2017年10月6日更新日：2019年5月11日

銀のスプーン、91話＆92話(最終話)　感想

※ネタバレ注意です※

やっと律と再会できたと思ったらすぐに帰ってしまった夕子、彼女が残したネームを見つけた律、それを読んで夕子が描いたものだと確信するシーンから、今回は始まりましたね！

彼女のネームを読んで、優しい表情をする律がとても印象的です。

夕子が描いた理想のデートのネームを読んで、リサーチしまくってると笑ったり、彼女が律に付き合っている人はいるか聞こうとするシーンから彼女の意図を理解していたりと、律の表情がころころと変わっていて、やはり律の中にも彼女への気持ちがあったんだ・・・と思いました。

そして、なぜ夕子がこのネームをゴミ箱の上に置いたまま立ち去ったのか、全てを理解した律の理解力に、本当にホッとします！！！

これで夕子の悲しい気持ちが救われる！と思ってしまいました。

律は夕子を探し始めて、街中で彼女を見つけ出してくれて――――

この再会こそ、夕子の理想通りで、見ていて嬉しくなってしまいました。

そしてあの美しい女性は、律の恋人ではなかったんですね！

お仕事上の知り合いの人で、本当に仕事の関係でエスコートをしていた、ということだけ。

夕子もすごく安心したでしょうし、読んでいるこちらも安心しました！

その後、律が夕子のネームから理想のデートを再現している時の、ドヤ顔がまた自信満々で、その上嬉しそうで、とても可愛く感じました。

もちろん、理想通り過ぎて、足元がおぼつかなくなったり、むせたりしている夕子も可愛かったです！！！

そしてふたりとも付き合っている人はいない、という話がやっとできて、「ともだちからはじめられるのかな」というモノローグが、夕子だけのものではなくて、律も思っていることなのではないかな、と思いました。

ふたりの間にとても穏やかで優しい空気が流れたように感じましたし、この後に、ふたりが初めてデートした時に観た映画の続編を見るという展開になって、これでふたりは上手くいくのではないでしょうか。

最後の最後に、律が幸せになってくれそうで、本当に嬉しいです。

次回、とうとう最終回なのですね・・・！

最後の話がどうなるのか、とても楽しみです！！！

とうとう今号で最終回でしたね、終わってしまうなんて寂しいです・・・！

まず奏が就職が決まったと話していて、ついこの間まで高校生だったのに！と思ってしまい、時間の流れの速さに驚いてしまいました。

ルカも背が伸びて奏と同じくらいになっていて、成長しているんだなぁと親戚のおばさんのような気持ちになってしまいます。

そして、主人公の律は、最終回にしてアメリカのロサンゼルスに行くことが決まりましたね。

今まで自分の家族のことや友達のことが先になってしまって、自分のことが後回しになりがちだった律が、とうとう自分の夢の為に歩き出したんですね。

やっと一緒に歩き始めていた夕子とのお付き合いが心配になりましたが、夕子が応援して送り出してくれていて、大人のお付き合いをしていけているんだ、と安心しました。

律の壮行会には沢山の人が集まっていて、斎木君とさくらちゃん、そしてマヤと夏木さんの結婚が分かったり、日焼けした調からのビデオメッセージが届いたりと、最終回らしい内容！

斎木君がさくらちゃんとずっと付き合うことができて、とうとう結婚なんて！しかも授かり婚とは！でも斎木君らしいかもしれませんね！さくらちゃんが幸せそうで良かったです。

また、どこに夕子はいるのかな？と思いましたが、また締切で来られなかった・・・というところに、夕子らしさがある気がします。

夕子はそのまま見送りにも行けなかったけれど、仕事場で「お金溜めて来年ロスに引っ越すから！」と叫んでいる姿に笑ってしまいました！

そして最後は、律が飛行機の中でお母さんからの手紙を読んでいるところで終わります。

お母さんからの手紙を読んでいる律の将来に、幸せが待っていますように、と思わず祈ってしまいました！

終わってしまうことは寂しいですが、素敵な最終回で嬉しくもなります。

小沢真理子先生の次の連載はまた冬から始まるということで、それも楽しみです！！！