別冊フレンド 8月号 PとJK、CASE 56 感想
※ネタバレ注意です※
お姉さんに 功太の事を頼まれた、カコと大神。アパートへ戻り 2人で功太に会いに行き、強行突破で 中に入ると、部屋の中は荒れ果てていて ビックリしてしまいます。
そして、激怒した大神が「片づけるぞ」と告げて、片づけ開始。
功太は「報告があって来たんだろ さっさと言って さっさと帰れ」と言うけれど、お姉さんに頼まれているので そういうわけにはいきません。
カコとお姉さんから 話を聞き、大神は すべて知っています。カコと功太が 夫婦だという事も、お父さんの事も、ちい先生の事も――
なに勝手なことを…と カコに当たりそうになる功太を、大神が「おまえの姉ちゃんが判断したことだ」と止めてくれました。
気が立っている功太に カコは、ずっと今のままでいるわけには いかない、なにか解決策を考えよう、と訴えます。しかし…
「そんなもん 俺がしっかりすりゃいいだけの話だろ、こんな姿じゃ信用できないかもしれないけど これでも仕事は いつもどおりやってるし 問題ないんだ」
それでは 功太くんが無理して しんどいだけだ、と カコが言っても、功太は「でもそうするしかないだろ」と言うのです…。
「俺が無理しなくて どうするんだよ 解決策なんてない、一生続くんだ、君はなにも知らない」
カコは 何を言えばいいか分からず、言葉が出てこなくなってしまいました――
すると、掃除を終えた大神が カコの前に立ち、功太を 叱責。
「…おい、おまえ そうやって ずっと逃げ続けるつもりか、「本谷を傷つけるから 距離置く」だの「なにも知らない」だの なんでもかんでも 本谷のせいにしやがって、
てめーが現実逃避してっから 何か月もグダグダ 同じことやってんだろうが」
自分の背中を指さして、「どうやってつけられたか ひとつひとつ教えてやろうか」と言った大神は、「おまえだって なにも知らない」と 功太に突き付けたのです。そして…
「…それでも、俺をどん底から引き上げたのは おまえなんだよ、なにも知らねえ おまえなんだよ、
知らねえから なんだっつーんだよ、俺が声を出したから おまえは俺を救えたんだろ、おまえが そう言ったんだ、人に言っといて てめーは それを否定すんのかよ」
しかし なお、おまえには関係ない と言い放った功太を、大神は 殴りました…! 功太も反撃して 2人は揉み合いに。カコは オロオロする事しか できません。
「今まで散々偉そうに説教しといて この体たらくかよ、おまえが俺に言ってきたこと全部 そのまま返すわ、
…まず なんだっけ? 「こんなことされても カコはうれしくない」 「おまえは がんばる方向が 間違ってる」 「自分の築いたものを 無駄にするな」 「おまえは」 ………、
……… 「おまえは 人を守ろうとする 強い人間だ」 負けるな」
大神の言葉は 功太に届き、功太の心境に 変化が――――!?!
功太くんに言ってもらった事を そのまま返していた 大神くんですが、「負けるな」という 一言に、今の大神くんの気持ち すべてが詰まっているなぁ…と感じました。
嬉しい報告に来たはずなのに ツラい展開になってしまったけど、次に 大神くんと功太くんが会う時は、笑って お祝いできると良いですね。
今回は 読んでいて とにかく、ひたすら 大神くんが格好よすぎ! と思ったし、大神くんの優しさに ジーンとしちゃいました ^_^。
自信をなくしてしまっている カコちゃんに、「今の俺の人生は、本谷から ぜんぶ始まって 繋がっていったんだよ、なにもできないなんて言うな」と言ってくれた 大神くんのおかげで、カコちゃんは たくさんの勇気を貰えたのではないでしょうか。
そして、カコちゃんから「大神さんに会えて よかった」なんて言ってもらえたら 泣いてしまったり、大神くんの可愛い一面も 見れちゃいましたね ^▽^。
覚悟を決めた顔で 歩き出したカコちゃんを、そっと見送り 笑顔を浮かべている 大神くんは、カコちゃんと功太くんの夫婦の絆を 信じてくれているから、不安な気持ちは 欠片もないのかな、なんて気がします。
さて、大神くんの 熱い言葉を受けて、功太くんには どのような心境の変化があるのでしょうか?
カコちゃんの言葉も 功太くんに届くでしょうか?
続きが気になりますね…!!! 9月号の57話が 待ち遠しいです!!!