美少女戦士セーラームーン 新装版、最終話 完結12巻 感想
※ネタバレ注意です※
セーラームーンの時空を超えた長い戦いがいよいよ終盤に差し掛かりワクワクと頑張れー!と応援する気持ちが複雑に絡み合い読み手にもかなり力が入ります。
セーラームーンが最後の強敵に出会い、銀河の星が生まれ消える場所に行った時、それまで見え隠れしていた真の敵カオスが現れ、
「自分は星になり損ねた者。星の光も闇もこの場所から生まれた兄弟」
「闇は光を呼び光もまた闇を呼ぶ」
と言う所が自分自身の私生活にも当てはまる気がして妙に納得出来ます(笑)
例えば、気分が落ち込んだ時には話しを聞いて明るく前向きな言葉でアドバイスしてくれるいつも決まった友人に会いたくなります。
その時の感情はまさにセーラームーンに出てくる光と闇の話に似ていて、引き寄せあう感覚です。
セーラームーンは過去の自分と未来の自分に出会いたくさんの仲間達と助け合いながら現代を生きていますが、最終回でもその、仲間との絆。の部分のメッセージがとても強く描かれていたと思います。
セーラームーンを読んでいて1番大好きなところは、仲間を想い、助け、協力し立ち向かう!所です。
最終回では敵の力によって、皆バラバラになり星(セーラー戦士の命ともなる光)の光も弱り消えてしまったりしたけど最後まで諦めない姿には本当に感動し、物語の最初では逃げて泣いてばっかりだったセーラームーンが仲間を想い自分の持つ力全てを使って皆を助けようとするシーン! それはもう涙無くしては見れません(涙)
やはり最終回の中でも1番盛り上がり、感動する場面です。
最後は、今まで一緒に戦ってきたセーラー戦士はもちろん元々敵だったセーラー戦士も含む全てのセーラー戦士の力を1つにし大きなパワーでセーラームーンをバックアップします。
皆が1つになり大きな力が生まれて見事光のパワーの勝利!星が新しく生まれ変わるシーンは、まるで私たちが身を置く現実での輪廻転生をとても美しく表現したんじゃないかなぁ?と思えるぐらい素敵なシーンで最終話の中でも大好きなシーンです。
セーラームーンが戦いの中で未来の自分(セーラーコスモス)は、弱くただ逃げていただけ。と言う場面も大好きで、何故かと言うと、人は弱く逃げたくなることが本当にたくさんあるけど、それを認める強さが必要だしすごく勇気のいる事だよなぁ。と感じ、同じ女性としてとても尊敬できるなぁ。と思いました。
そして最後は自分でどのような生き方を選択するか...というところに、うさぎちゃんのとっても強い意思が描かれており読んでいるこちらが、とても晴れ晴れしい気持ちになります。
セーラームーンを読んでいると普段の当たり前が当たり前ではない事に気付き、大人になってからも本が擦り切れるぐらい何度も読んでいます。
終わりが近づくにつれ、最後はどうなっちゃうのかな?とハラハラしてしまう所もありましたがセーラームーンの仲間を信じる姿を凛と描いている最終回は、大人になって読んでもとても感動しましたし、楽しめるお話です。
セーラームーンのように思いやりがあり優しく、友達もたくさんいてそれでいて愛情深い...私もそんな女性になりたいなぁ。と読んでいて本当に強く思わせてくれる最終回だったなぁ。と思います。
学生さんから毎日お仕事されている年代の方まで本当に幅広い年齢の方にオススメしたいです!
手に汗握る展開で戦いから平和が訪れる所までのストーリーもそうですが、最終回の最後ではタキシード仮面こと、まもちゃんとの恋愛部分も描かれていてハラハラドキドキの中にちょい胸キュンストーリーもあり、最後は大好きな仲間と生きていくというハッピーエンドで終わったので本当に感動しましたし、とても嬉しくなっちゃいました。