Sho-Comi ショウコミ 5号 兄に愛されすぎて困ってます、58話 感想
※ネタバレ注意です※
事実を知ったセトカが来てくれて 本当は嬉しかったのに、それでも 自分の体が長くないからって理由で「僕に妹なんて いません」と嘘をついた北斗…、優しいですね。優しいからこそ、とても胸が痛みました >_<。
(父さんと母さんが いなくなったって知って、すごく…すごく苦しくて 寂しかった…、そんな思いを せとかにさせるわけには いかないんだ――――…っ)
セトカを追い出して、涙を隠して 嘘をつく北斗の声は、きっと すごく冷酷な声だったんだろうなぁと想像します。
北斗は そうやって自分を犠牲にする人ですからね… T_T。
だけど、セトカは もう、北斗が実の兄だと この時すでに確信を持っていたのだと思います。
田中先生がセトカを騙すはずないってことも そうですが、ぼんやりした 少しの記憶しかなくても、実の妹だから働いた直感が 北斗は自分の兄だと、そう告げていたのではないかなぁ、と…。
「矢高先生は、私のお兄ちゃんじゃ ないんですか!? お兄ちゃんですよね!? お願い…っ、答えて 先生…っっ!!」
そうだ、と答えてほしいセトカの気持ちが、セトカの泣き顔から すごく伝わってきて、本当に悲しくなりました >_<。
セトカを追い返した北斗は、病状も悪化し 精神的にも疲れてしまい、死を望むようになってしまっていますね…。
そんな時、そんな北斗に会いに来たのがハルカだったとは すごく意外で、ビックリしました!
ちゃんとお花を持ってきてくれてるけど、強引に入室して 開口一番「本当の兄だか知らねーが、俺は てめーが大嫌いだ」って、なんとも ハルカらしい ^▽^;
そして、「――でも、せとかは お前のことが 必要なんだそうだ」と優しいところも、ハルカらしいなぁ、なんて思いました。
セトカの気持ちを、病院まで 伝えに来てくれたのですね ^_^。
「少しだけ、矢高先生が お兄ちゃんだったらいいな、……って思っちゃったの」
勘違いだった と自分をムリヤリ納得させてるように見えるセトカのため、ハルカは動いてくれたんですね。
でも ちょっと短気で、「いいから言えよ」って 雑に怒るところに笑っちゃいました ≧▽≦
「…そしたら 特別に招待してやる」「俺とせとかの結婚式、参列者が少ねーのは可哀想だからな、お前は強制参加だ」
最低でも あと5年はかかる約束、“セトカのため”というスタンスを崩さないハルカなりの、最高の励ましだと思います ^▽^。
日本での治療法では難しい 北斗の病気が完治できるようにと、アメリカの専門病院の紹介状まで 持ってきてくれていたハルカが かっこよすぎる!!!
「…本っ当―――――に、苦労したんだからな、俺が死ぬほど 嫌な思いして、陰険根暗メガネに 頭下げて手に入れたんだ、無駄にすんじゃねーぞ」
“陰険根暗メガネ”と書いて“たかね”と読む!(笑)
こういう素直じゃない言い方をするところも、ハルカらしさですね ^_^。
北斗の未来に希望が見えて、未来を願えるようによって、そして セトカと北斗は 本当の再会。全部ハルカが頑張ってくれたおかげ! ハルカの優しさに ものすごく感動しました!!!
次回は、セトカと北斗が 実の兄弟として向き合う姿に、泣かされそうな予感です ^▽^。
最終回が近づいていますし、どんな感動のクライマックスになっていくのか とても楽しみです!