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八潮と三雲 1巻 ネタバレ注意

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「八潮と三雲」の1巻の感想です、とてもおもしろく全巻そろえるほど好きです。

好きな理由は、3つあり、話の設定がおもしろいところ、漫画の絵が気に入っているところ、主人公がさっぱりしているところです。

まず話の設定ですが、舞台は人間社会ではなく「猫社会」という特別な世界の話なのです。

「猫に九生あり」という言葉から、猫の中でも特別な猫は1回では死なない、9個の命を持っているという設定です。

そして、人間社会では猫の姿なのですが、猫社会の特別な空間に入ると猫たちは人間の姿になります。

その猫社会の中でも1回死ぬごとに「更新」という名前を変える手続きを取らなければ狂暴化してしまいます。狂暴化してしまわないように、主人公たちはその更新手続きを怠る不届き猫(人間の姿)を取り締まるという話です。

設定がものすごくぶっとんでいますし、ここだけでは少女漫画っぽくないですが、主人公はタイトル通り「八潮」「三雲」という男女です。女の子(白猫)の「三雲」は、ある日人間社会で車に引かれそうなところを黒猫「八潮」に命を助けられるのです。

三雲は、その命の恩人である八潮に恩返しがしたいとしつこく迫り、猫社会で更新を取り締まる「取り立て屋」という八潮の仕事の相棒として、一緒に仕事をしながら、八潮に恋するお話なのです。

私は猫が好きですし、なにより不思議な世界・ファンタジーな世界が好きなので、こんな設定はもう他の漫画で見たことがなく、おもしろくていいなと思いました。

それから「命」を扱っているお話で一見シリアスな設定なのに、全然シリアスな感じがしないのも好きです。ボケやつっこみをするキャラがいて、まじめな部分と軽いギャグな部分があるので、読んでいてとても楽しいのです。

次に、漫画の絵が気に入っているところですが、それはそのままの理由です。

私は、あまりにも技術の高い絵柄よりも、素朴なシンプルな漫画の絵が好きなためです。

漫画を描いたことがあるわけではないので、くわしい知識はないですが、漫画の背景やトーンがあまり細かくない絵なので、読みやすいなと感じます。

3つ目の主人公がさっぱりしているところです。これは、読んでいて痛快だからです。

少女漫画では、よく2人の男性キャラの間で揺れ動く乙女がいったりしますが、この漫画の主人公の三雲は「八潮」一筋です。

「八潮」がどん引きしてしまうくらい、「好き好き」アピールをしているのですが、それでもドロドロした感じには見えなくて、さっぱりと「好きです」って言っちゃうところがいいなと思いました。

でも振り向いてもらえません。

三雲に好感は持ちつつも、「そうか」とつれない態度の八潮も好きです。

主人公をいじめるライバルとかも出てこなく、「八潮を追っかける三雲」の会話が楽しいです。

あとは、主人公が「自他ともに認める美猫(美人)」と自分で言っちゃうところや、頑張って仕事をする姿なども読んでいてとても楽しいなと感じる点です。

また、それに無茶をする三雲に対して、つれない態度をとりながら助けちゃう八潮の姿にもキュンとします。

特に1巻は、設定にインパクトを受けましたし、無茶をしながらも、好きな人に振り向いてもらうために一生懸命な三雲の姿が描かれている巻なので、とても好きです。


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