この作品には小松奈々と大崎ナナという同じ名前の女の子二人が主人公なんですが、その二人の性格が対照的なところがとてもおもしろいです。
小松奈々はいかにも最近の若い女の子らしい性格で、ファッションが好きだったりミーハーな部分があったり少し恋多き部分があって付き合う相手に左右されちゃったり、どこか共感できる部分があり憎めない性格なので感情移入しやすく作品の中でもみんなに可愛がられてるのがとてもよく伝わります。
一方大崎ナナは自分の強い意志を持ち、自分で道を切り開いて行くタイプ。
恋愛面でもとても一途で彼氏の本城レンとは誰もが羨むような素敵なカップルです。
そんな二人がシェアハウスをする様子を読んでいて、その生活様式からインテリアやファッション全てにとても憧れました。
実際にやってみたいけどこんなことできないなということを作品の中で擬似体験しているような気分になれます。
また対照的な二人だからこそ周りの人たちも個性が強く、読んでいてとてもおもしろいです。
特に男性キャラがたくさんいてみんなタイプが違うので、それぞれのキャラにとてもキュンキュンしてしまいます。
特に寺島ノブ夫はいつでもみんなに平等に優しく周りにいる人たちを暖かい気持ちにさせてくれるような性格の持ち主で、作品の中でもとても人望があり私も一番好きなキャラクターです。
現実にもこんな優しいノブが彼氏だったらなと妄想したくなるような素敵なキャラです。
作品の中の登場人物たちはまだみんな若く、それぞれの将来に対する不安や葛藤などにも共感できる部分がたくさんあります。
特にブラストがバンドでメジャーデビューするところはこの作品の中で一番嬉しかった部分です。
これまでのブラストの努力や紆余曲折を知ってるからこそ共感できる部分もあり、自分自身とても背中を押してもらえるような気持ちになりました。
信じて努力を続ければ必ず報われるんだということを教えてくれるシーンです。
また大崎ナナと本城レンが再会するところも好きなシーンの一つです。
二人は本当にお似合いの美男美女で誰が見ても憧れます。
二人は一度別れてしまいますが別れている間もお互いを思い合っていて、その気持ちの強さが二人をまた引き合わせたんだなと感じます。
それだけずっと一途に想える相手に出会えるなんてとても幸せだろうなと感動しました。
何があっても揺るがない二人の絆は本当に読んでいて憧れます。
また小松奈々と大崎ナナの生活にもとても憧れました。
小松奈々はとにかくファッションが可愛くて仕事に行くにも毎回おしゃれで髪型のアレンジも上手で本当に女子力が高いのでとても憧れました。
二人のように友達同士でシェアハウスをする生活にも憧れます。
特に小松奈々はおしゃれな上に料理も上手なので女性のお手本のようなキャラで素敵です。
小松奈々は恋多きキャラなので作品の中で何回か恋愛をしますが、その一つ一つに女性にとっては共感できる部分がたくさんあり、勉強になりました。
小松奈々はとても女の子らしく可愛らしい性格なので現実にもこんな友達がいたらいいな、こんな女の子になりたいなととても憧れました。
またブラストやトラネスのメンバー達が地元の友達同士でずっと長い付き合いという関係性も憧れます。
それぞれお互いのことを知りつくしていて、何年経っても変わらず昔の話をできる関係性が素敵だなと思いました。
大人になっても昔の話を一緒に話せる人がいるというのはいいなと思いますし、友達を大事にしようと思わせてくれるようなキャラ達です。
この作品はそれぞれのキャラのいい部分に憧れて、自分ももっと頑張ろうと思わせてくれる部分がとても多いです。
この作品を読むと自分の中で向上心が芽生えてくるので、何かを頑張りたいときに読みたくなる作品です。
NANA 1~21巻 感想とご紹介
投稿日:2018年4月8日 更新日: